◆ 元の意味(古代)
馬を車の軛に繋ぐ、貴人の乗物
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KANJI ETYMOLOGY
ga
画数
15画
成り立ち
形声
部首
うま
分類
人名用漢字
貴人の乗物。
ORIGIN
『説文解字』馬部に「駕、馬在軛中。从馬、加聲」とあり、馬が車の轅(ながえ)の軛(くびき)の中に繋がれた状態、すなわち車を引かせる準備の整った姿を本義とする。加は力を添える意の会意字で、ここでは音符として「カ・ガ」を担う。白川静『字統』は、駕が古代の車馬制度において貴人の乗用車を意味し、転じて天子・諸侯の行幸をも指すようになったと論ずる。「駕幸」「駕崩」「鳳駕」など、皇室・貴族の専用語として発達した。藤堂明保『漢字源』は形声字と分類し、加の字音「カ」を声符とすると説く。「凌駕」(しのぐ・上回る)の用法は、車馬で他者を超越する動作からの比喩的派生である。古典では『詩経』『楚辞』『左伝』に頻出し、『史記』には始皇帝の鸞駕(らんが・天子の乗物)の壮麗さが描かれる。日本でも『日本書紀』『続日本紀』に天皇の行幸を「駕」で表記する例があり、平安期の宮廷文学では「御駕」が頻出する。中世以降は「駕籠(かご)」の表記にも用いられ、武家・庶民の乗物として広く普及した。人名用漢字として認可されており、命名では「が」「のり」と訓じて用いられる。意義としては「人の上に立つ風格」「他を凌駕する才能」「気高き品位」を象徴し、雄大な志を願う名にふさわしい。
構成要素
加(音符カ)+馬
STROKE ORDER
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MEANINGS
馬を車の軛に繋ぐ、貴人の乗物
のる、車に乗る、しのぐ、上回る
★人の上に立つ風格、他を凌駕する才、気高き品位を象徴する
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。