◆ 元の意味(古代)
呼吸の器官。気を引き入れて出す。
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KANJI ETYMOLOGY
bi
画数
14画
成り立ち
形声
部首
はな
分類
常用漢字
息が初めて通る場所。
ORIGIN
鼻は『説文解字』巻四・鼻部に「鼻、引气自畀也。从自畀」と見え、許慎は「気を引きて自ら与える」器官と説く。原初の象形字は『自』であり、これは鼻の正面像にほかならない。後に『自』が「みずから」の意に転用されたため、声符『畀(ヒ)』を加え『鼻』として原義を保存した。白川静『字統』は、人体器官のうち鼻が呼吸の起点であることから『初めて』『はじまり』の意を内包すると述べ、『鼻祖』の語にその痕跡を残すと指摘する。藤堂明保『漢字源』は声符『畀』を「与える・通す」音象徴に分類し、息が体内に通じる経路としての鼻の機能と一致するとする。常用漢字に含まれ、人名としては稀少だが、『鼻祖』のごとく初代・元祖の意義から、家系の始祖や創業者の含意を込めて稀に名乗りに用いられた歴史がある。書においては自・畀の上下構造の均整が重視される。
構成要素
自(鼻の象形)+畀(音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
呼吸の器官。気を引き入れて出す。
はな。呼吸器官。突き出たもの。はじまり(鼻祖)。
★物事の始まりを担う気概。家系の先駆者となる気質を象徴。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。