♄
土星
どせい・Saturn
土星の象意
土星 (サターン) はローマ神話の農耕神サートゥルヌスに由来し、ギリシャ神話のクロノス (時の神) と同一視される天体である。占星術における土星は、その人がどのような試練を引き受けるか・どんな規律で生きるか・社会的責任をどう担うかといった『時間と構造のエネルギー』を司る。 土星は古典占星術では肉眼で見える最も外側の惑星 (天王星・海王星・冥王星は望遠鏡発見以降の天体) であり、伝統的に『最大の凶星』とされてきた。これは土星のエネルギーが悪いという意味ではなく、土星が課す試練・制限・責任が人生にとって最も重く、最も逃げられないものであるという意味である。土星を通過することなしに、人は本当の意味で大人にならない。 土星は黄道十二宮を約29.5年かけて一周し、29歳前後・58歳前後・87歳前後に出生時と同じ位置に戻る。これが『サターンリターン』と呼ばれる重要な人生の節目で、29歳前後の最初のサターンリターンは『大人になる試練』として、結婚・転職・独立・健康問題などが集中して起こりやすい。 土星は山羊座を支配し、古典占星術では水瓶座も支配していた (現代では水瓶座の主守護は天王星)。山羊座の土星は『社会的構造の継承・組織運営・伝統の保守』を司り、官僚・経営・建築・税理士・伝統工芸など長期的な責任を担う領域で本領を発揮する。水瓶座の土星は『理念に基づく規律・改革のための忍耐』を司り、社会改革・科学・新技術の規範作りといった領域で本領を発揮する。 土星が強く働く人は、忍耐強く、長期目標へコツコツ歩み、社会的責任を果たすことに誇りを持つ。逆に土星が弱く働く人は、ルールや約束を軽視し、短期の快楽に流れ、結果として人生の重要な局面で躓きやすい。 姓名判断大全の天命論では、土星は『あなたが必ず通過する試練・引き受けるべき責任』を象徴する。土星の試練を逃げずに引き受けたとき、その人は本物の品格を獲得する。 惑星としての土星の支配する分野は、経営 (とくに大企業・老舗)・官僚・公務員・建築・不動産・税理士・会計士・伝統工芸・農業・鉱業・医療 (とくに骨格・歯科)・葬祭など、時間と責任に関わる職業に及ぶ。
キーワード
土星が守護する星座は山羊座・水瓶座。
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