◆ 元の意味(古代)
貴人の側に控えて仕える
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KANJI ETYMOLOGY
ji
画数
8画
成り立ち
形声
部首
亻(にんべん)
分類
常用漢字
貴人の傍らに侍り仕える人。後に武士「さむらい」の字に。
ORIGIN
「侍」は形声文字で、人偏「亻」と音符「寺(ジ)」から成る。『説文解字』巻八に「侍、承也。从人寺聲」とあり、貴人の側に控えて仕える意である。音符「寺」はもと「持」「待」と同源で、「手にもって執り行う」「とどまる」の意を含む。『字統』(白川静)は「寺は法度を司る役所の意。侍は人偏を加えて、その役所に仕える者、また君主・貴人の側近として侍す者をいう」と解する。『漢字源』(藤堂明保)は「寺はじっと手に持つ意。侍は身近に立ってじっと控え、命を待つ人」とし、『大漢和』は「はべる、つかえる、さむらい、近臣、まもる」を挙げる。落合淳思は「侍字は戦国期から見え、漢代には「侍中」「侍郎」など宮廷職名として確立」と指摘。日本では古来宮中に仕える「さぶらひ(候・侍)」が、平安後期から武装した近衛・郎党を指す語となり、中世以降「武士=さむらい」の意に転用された。「侍所(さむらいどころ)」は鎌倉幕府の武士統括機関であり、武家社会の中核概念となった。人名では「侍郎(じろう)」「侍史(じし)」など、誠実に仕え、忠義と気概を備えた人への願いを込めて用いられる。
構成要素
亻(人) + 寺(手にもって執り行う)
STROKE ORDER
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MEANINGS
貴人の側に控えて仕える
はべる、つかえる、さむらい、近臣、武士
★忠義と気概を備えた誠実な人に。主たる志に仕え、武士のごとき凛とした品格と、人を支える献身の心を持って生きる人生を願う。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。