◆ 元の意味(古代)
受けたものを等価に返す。つぐなう。
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KANJI ETYMOLOGY
shou
画数
17画
成り立ち
形声
部首
亻(にんべん)
分類
常用漢字
亻+賞で「人が功や負債に報いて埋め合わせる」。誠実な責任の遂行を示す。
ORIGIN
『説文解字』人部に「償は還すなり。人に従ひ賞聲」とあり、形声で意符「亻(人)」、音符兼意符「賞(ショウ)」から成る。「賞」は尚+貝で、功績ある者に貝(財貨)を授ける意を表す。『字統』白川静は、償を「人が他に対して負うものを報い返す」とし、賞が能動的褒賞を示すのに対し、償は受動的・補填的な返済を意味すると区別する。『漢字源』藤堂明保は、償の本義を「埋め合わせる・つぐなう」とし、損失や恩義を等価に返すことと説く。『大漢和辞典』諸橋轍次は、償還・賠償・補償・代償などの熟語を挙げ、経済・道義両面で「均衡を回復する」意があると記す。落合淳思は、償が漢代以降の法制度の発達に伴い、罪科や債務の弁済を表す法律用語として定着したと指摘する。日本では「報恩の心」を示す徳目字として、稀ながら人名に用いられ、誠実に責務を全うする人格を願う字として尊ばれる。
構成要素
亻(人) + 賞(音符・むくいる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
受けたものを等価に返す。つぐなう。
償う。弁償する。報いる。代償。
★恩を忘れず誠実に報いる人、責任を全うする実直さ、信義を重んじる人格への願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。