◆ 元の意味(古代)
女性が婚姻によって夫の家に身を寄せ、その家の人となること
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KANJI ETYMOLOGY
ka
画数
13画
成り立ち
会意兼形声
部首
女(おんなへん)
分類
常用漢字
女と家から成り、女性が新たな家に身を寄せ家庭を築くことを表す字
ORIGIN
『説文解字』巻十二に「嫁は女の家に適くなり。女に従ひ家聲。一に曰く、家は人なり」とあり、許慎は「女性が嫁ぎ先の家に行き、その家の人となる」ことを嫁の本義とする。「家」は屋根の下に豕(豚)を飼う形で、家畜を伴った定住の住居を表す字であり、生活の根拠地としての「いえ」を意味する。白川静『字統』は、女+家で「女性が婚姻によって新たな家に属する」儀礼的場面を表す字とし、古代の婚姻が「家」と「家」の結縁であった史実を反映するとする。藤堂明保『漢字源』は会意兼形声で、「家(いえ)+女」とし、女性が夫の家に身を寄せる動作から「とつぐ・よめ入りする」の義が生まれたと解する。『詩経』召南「鵲巣」に「之子于歸、百兩御之」と、嫁ぐ女性を百台の車で迎える盛大な婚礼が歌われる。後世「嫁す」「再嫁」「嫁資」など、婚姻と家の継承にかかわる語が多く生まれた。また「禍を転じて人に嫁す」のように「他に移し負わせる」の派生義もある。日本では「嫁入り」「花嫁」「お嫁さん」と親しまれ、新しい家庭への門出を象徴する温かな語として用いられる。命名に直接用いる例は稀だが、家庭を築く徳と縁結びの含意を持つ字である。
構成要素
女(おんな)+家(いえ・住居)
STROKE ORDER
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MEANINGS
女性が婚姻によって夫の家に身を寄せ、その家の人となること
よめ・とつぐ・嫁ぐ・新しい家庭を築く
★新たな縁と家庭を大切にし、温かな絆を築く女性となる字
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。