◆ 元の意味(古代)
上が小さく下が大きい、先のとがった形
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KANJI ETYMOLOGY
sen
画数
6画
成り立ち
会意
部首
小(しょう)
分類
人名用漢字
小さく研ぎ澄まされた頂。鋭敏さの象徴
ORIGIN
尖は『説文解字』に収録されない後起の俗字で、宋代の『集韻』『字彙』などに「尖、銳也」と見える。字形は上に「小」、下に「大」を置く会意字で、「上が小さく下が大きい形=先がとがった形」を示す。すなわち針や錐のように、底が広く頂点が一点に収束する立体を文字化したものと解される。白川静『字統』は、尖を後出の構成字とし、上小下大の形によって「先端の鋭さ・突出した部分」を象徴的に表したと説く。藤堂明保『漢字源』は、語族「セン=細くとがる・突き出る」に属するとし、纖(細い糸)・櫼(くさび)・讖(するどい予言)などと同系で、いずれも「鋭く細く突き出る」という核義を共有するとする。古典中国語では山の頂、筆や刀の先、鋭利な才能などに広く用いられ、「尖端」「尖兵」の語にその語感が残る。日本でも「尖る」と訓じ、感性や才能の鋭敏さ、時代を切り拓く先進性を比喩的に表す字として親しまれる。
構成要素
小(上が小さい)+大(下が大きい)の会意
STROKE ORDER
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MEANINGS
上が小さく下が大きい、先のとがった形
とがる、さき、するどい、先端
鋭敏な感性、先進的で抜きん出た才能
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。