◆ 元の意味(古代)
人の手。五本の指を広げた形。
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KANJI ETYMOLOGY
shu
画数
4画
成り立ち
象形
部首
手(て)
分類
常用漢字
五本の指を広げた人の手の形を象った最も基本的な象形文字。
ORIGIN
『説文解字』手部に「手は拳なり。象形」とあり、人の手のひらと五本の指を広げた形を象ったものと説く。古文(説文収録の古字体)では、五指を放射状に広げた様がより明瞭に示される。白川静『字統』は、甲骨文・金文の字形を検し、上方に伸びる三本の指と下方に伸びる二本(親指と小指の屈折)を表した略体であり、垂直に立てた手首から腕までを含めた形象であるとする。手は人間の最も能動的な器官であり、握る・打つ・与える・受け取るあらゆる動作の主体であるため、漢字における「手」を含む字は極めて多く、扌(手偏)として数百字の意符を担う。藤堂明保『漢字源』は、語源を「シュ=もつ・とる」とし、何かを把握し操作する働きが原義の中心にあるとする。日本語では「て」と訓じ、身体部位を超えて「手段」「人手」「手技」「お手前」など、技能・労働力・所作の象徴として広範に用いられる。「上手(じょうず)」「手柄」「手堅い」など、人物の能力評価とも深く結びつく。名前に用いれば、確かな技、誠実な働き、人を支える優しい手の温もりを象徴する字となる。
構成要素
五指を広げた手の象形。
STROKE ORDER
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MEANINGS
人の手。五本の指を広げた形。
て、てだて、わざ。
確かな技、誠実な働き、人を支える温もり。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。