◆ 元の意味(古代)
軍団、軍旅
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KANJI ETYMOLOGY
ryo
画数
10画
成り立ち
会意
部首
方(ほうへん)
分類
常用漢字
軍旗のもと人々が連なる姿、軍旅から旅路へ広がる字
ORIGIN
『説文解字』巻七上「旅、軍の五百人を旅と為す。㫃に从ひ从に从ふ。从は俱(とも)なるなり」と記す。すなわち軍旗を意味する「㫃」と、二人の人が連れ立つ形「从」を合わせた会意字で、軍旗の下に兵士が隊列を組んで進む形を描く。古代周制では五百人の軍団を「旅」と称し、軍旅・旅団の語が生まれた。白川静『字統』は、甲骨・金文では旗の下に多くの人が並ぶ形に作り、氏族の戦士団・氏族行軍の象であるとする。族旗を奉じて移動する集団行動が原義であり、ここから「旅(たび)」「旅人」の意に展開した。『詩経』小雅・采薇に「我が車旣に駕(が)す、四牡業業たり」と従軍の旅が歌われ、『論語』郷党に「孔子、郷党に於て恂恂(じゅんじゅん)如たり」など、行旅の身ごなしも論じられる。藤堂明保『漢字源』は声系「旅・呂・侶」を一系とし、「列をなして連なる」核義を共有すると説く。「伴侶」「旅伴」のごとき同行の意も同源である。仏教では「旅装」「逆旅(げきりょ、宿)」が説かれ、人生を旅に喩える思想が広まった。日本では「旅愁・旅情」など情趣豊かな語を生み、芭蕉の「旅に病んで」の句にも結晶した。命名では未知への探求心、共に歩む仲間との縁、悠然たる人生観を象る字として親しまれる。
構成要素
㫃(旗)+从(人々)
STROKE ORDER
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MEANINGS
軍団、軍旅
たび。仲間。軍隊の単位
進取の気概と仲間との和を兼ね、未知へ歩み出す心を象る
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。