◆ 元の意味(古代)
鳥が木にとまり巣を作って住む
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KANJI ETYMOLOGY
sei
画数
12画
成り立ち
形声
部首
木(き)
分類
人名用漢字
木の上に巣を構える鳥のごとく、心安らぐ住まい
ORIGIN
『説文解字』木部には「棲」字は登録されないが、後世の字書に「棲は止まり居るなり、木に従い妻声」とあり、形声字として整理されている。音符の妻は本来「祭祀のために髪を結う女」の会意字であるが、棲では「セイ」の音を担う。本字は「栖」と通用し、白川静『字統』は両字とも「鳥が木に止まって巣をつくり住みつくこと」を本義とし、転じて広く生き物が場所に住みつく意を表すようになったと述べる。藤堂明保『漢字源』も、棲を「鳥が木の上にとどまる・住まう」とし、人にも転用して「棲息・幽棲・隠棲」など、静かに暮らす意を持たせたと整理する。古典『荘子』には「鷦鷯巣於深林、不過一枝」とあり、小さな鳥が深林の一枝に棲む姿は、清貧自足の生き方の象徴として愛された。陶淵明の「結廬在人境」の心境にも通じ、隠者の幽棲は東洋的人生観の理想とされる。人名に用いれば、心穏やかに身を置き、深く根を張って暮らす落ち着きを象徴する字となる。
構成要素
木(樹木)+妻(セイの音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
鳥が木にとまり巣を作って住む
棲む、棲家、生息する
心安らぐ場所を見出す落ち着き、深く根を張る安住の徳
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。