◆ 元の意味(古代)
鳥が木に巣を作って住む
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KANJI ETYMOLOGY
sei
画数
10画
成り立ち
形声
部首
木(きへん)
分類
人名用漢字
鳥が木に宿る安らぎ。心の拠り所、静かな住処を表す字。
ORIGIN
「栖」は『説文解字』には「棲」として収録され、両者は古来通用する異体字である。木偏に「西」を音符とする形声字であり、「西」は鳥が巣に宿る形を象った象形文字と古来説かれる。許慎は『説文解字』で「西は鳥の巣に在るなり」と記し、日が西に沈む頃に鳥が巣に帰る情景から、西方を表す字となったと説く。藤堂明保『漢字源』は、栖が木に巣を作って鳥が休む様を表し、転じて人の住居・隠棲の地を意味するようになったと解する。白川静『字統』は、栖が古来「鳥栖」「巣栖」の語に見えるように、鳥の生態に基づく語であり、人間の住まいに転用される際も「自然と一体になった、静かで穏やかな住処」というニュアンスを保つと指摘する。中国の古典詩文では、隠者が山中に栖む様を表す「隠栖」「幽栖」の語が陶淵明・王維らに頻出し、世俗を離れた清高な生き方の象徴となった。日本でも『万葉集』『源氏物語』以来、「鳥の栖」「夢の栖」など詩的な語彙として愛され、佐賀県鳥栖市の地名にも残る。木偏は樹木を、西は鳥が巣に帰る安らぎを示し、合わせて「自分の居場所」「心の安らぐ拠り所」を表現する。喧騒を離れて静かに暮らす美徳、自分らしくいられる場所を持つ豊かさを象徴する字である。
構成要素
木(樹木)+西(音符・鳥の巣)
STROKE ORDER
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MEANINGS
鳥が木に巣を作って住む
すむ・すみか。住居、隠棲の地、安らぎの場所
心安らぐ拠り所を持つ人、穏やかで自分らしい生き方
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。