◆ 元の意味(古代)
門に横に渡す閂の木
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KANJI ETYMOLOGY
ou
画数
15画
成り立ち
形声
部首
木(きへん)
分類
常用漢字
門に渡る木の閂、地平に広がる悠然たる一字
ORIGIN
旧字は「橫」。『説文解字』木部に「橫、闌木なり。木に従ひ黄声」とあり、もと門に横に渡す閂(かんぬき)の木を意味する形声字である。音符「黄(コウ)」は『説文』に「地の色なり」と訓じ、白川静『字統』では身に佩玉を帯びた人の正面形と解されるが、横では音を借用するのみとされる。藤堂明保『漢字源』によれば、オウ・コウの音は「左右に大きく広がる」「水平にひろやかに延びる」音感を伴い、縦(たて)に対する横軸の広がりを表すという。原義の門木から転じて、空間方向としての「よこ」、行為としての「よこたえる」「よぎる」、さらには態度の「ほしいまま」「縦横」へと意味が拡張した。『荘子』に「縦横の士」とあり、これは戦国期に列国を遊説して合従連衡を画策した縦横家を指し、自在に世を渡る人物像と結びつく。空間的には「縦横無尽」「横溢」の語に表れるように、有り余る豊かさ・広がりの象意を含む。日本では地名・姓に「横」が多く、横浜・横手・横田など、地形的に広がりを持つ場所に冠される。新字体「横」が常用となり、堂々と腰を据えた安定感と、一方で枠にとらわれぬ自在さを兼ね備える字として現代も愛される。
構成要素
意符「木」+ 音符「黄(コウ)」。黄は佩玉を身につけた人の象
STROKE ORDER
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MEANINGS
門に横に渡す閂の木
横、よこたわる、自在に広がる
雄大な広がりと安定感、自在闊達な行動力。世間に広く存在感を示す堂々たる風格
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。