◆ 元の意味(古代)
整然と並ぶ場を順に踏み越え経過すること。経歴、順を追っての経験。
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KANJI ETYMOLOGY
reki
画数
14画
成り立ち
形声
部首
止(とめる)
分類
常用漢字
整然と並ぶ場を踏み越え経る字
ORIGIN
『説文解字』巻二上・止部に正字「歷」を「過ぐるなり。一に云ふ經歷なり。止に従ひ厤聲」とあり、足で踏み越え、順を追って経過する意を表す形声字と説く。声符「厤」は、「厂(崖や屋根)」の下に「秝(禾を二つ並べた形)」を置いた字で、整然と並ぶ穀物・場所を意味する。白川静『字統』は、「厤」を稲などの作物が条をなして並ぶ田畑、または整然と区画された場所を表し、「止」(足)を加えて、その並びを順に踏み越えて行くさま、すなわち「歴る・経る」を字形化したと解する。藤堂明保『漢字源』も「秝」を整列のイメージとし、レキ音語族として「暦」「櫪」「瀝」と通じ、「順序立てて並べ通る」意を共有するとする。本義は「経過する」「踏み越える」であり、『書経』『詩経』『史記』に「歴遊」「歴覽」「歴年」など多用される。「歴史」「経歴」「履歴」「来歴」と現代でも社会語彙の中心であり、「歴然」「歴歴」のように、明白に並んで見える意にも転ずる。新字体「歴」は「厤」を「林」風に簡略化した戦後字体。
構成要素
「止(足)」+音符「厤(レキ:整然と並ぶ場)」の形声字。新字体は「歴」。
STROKE ORDER
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MEANINGS
整然と並ぶ場を順に踏み越え経過すること。経歴、順を追っての経験。
へる。「歴史」「経歴」「履歴」「歴然」など、経過・累積・明白の意で広く使われる。
経験を積み重ねる重厚さ、歴史的視野と知性、正統な歩みを象徴。男性名で稀に用いる。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。