◆ 元の意味(古代)
野生のいちご類、覆盆子の一種
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KANJI ETYMOLOGY
bai
画数
8画
成り立ち
形声
部首
艸(くさかんむり)
分類
—
甘く赤い果実、いちご。母なる甘さを宿す草。
ORIGIN
『説文解字』艸部に「苺は馬苺なり。艸に従ひ母聲」とあり、艸(くさ)と母(音符)の形声字。中国古典では「莓」と通じ、野生のいちご(蛇苺・覆盆子の類)を指した。藤堂明保『漢字源』は「母」を音符兼意符と捉え、「やわらかく包み育む」「種を多く宿す」イメージを見出して、果実が小粒の集合からなる苺の構造と結びつける。白川静『字統』も母を音符に置きつつ、植物の繁茂・果実の母性的な豊穣感に着目する。諸橋『大漢和』は野苺・覆盆子(ふくぼんし)など、現代の苺だけでなくキイチゴ類を広く含むとする。現代日本で「いちご」と呼ぶオランダイチゴはバラ科の輸入種で、明治以降に普及した。「苺」字は jouyou・jinmeiyo いずれにも含まれないが、人名表記としても近年女児名に好まれる。果実の鮮やかな赤と甘さは、健やかさと愛らしさの象徴である。
構成要素
艸(意符・くさ)+母(音符・育み包む)
STROKE ORDER
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MEANINGS
野生のいちご類、覆盆子の一種
いちご(オランダイチゴを含む)
母の愛に包まれた甘やかな果実のように、まわりを幸せにする愛らしい子に。女児の愛称・キラキラ系名で人気。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。