◆ 元の意味(古代)
人の眼で能動的に物を見ること。
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KANJI ETYMOLOGY
ken
画数
7画
成り立ち
会意
部首
みる
分類
常用漢字
人の上に大きな目を強調して描き、能動的に「みる」働きを示す字。
ORIGIN
「見」は会意字である。許慎『説文解字』巻八下の見部の冒頭に「見は、視なり。儿に従ひ目に従ふ」と明記され、足を屈した人を表す「儿(じん)」の上に「目」を大きく載せた構成によって、人が能動的に物を見る動作そのものを表す字とされる。甲骨文・金文の字形でも、ひざまずく人の頭部に巨大な眼を強調した形が確認でき、目の働きを際立たせる意図が一貫している。白川静『字統』は、「目」と「儿」の上下構成は単に物理的な「みる」のみならず、対象を「あらわれさせる」「示す」働きを含むと説き、「見」が「あらわす」「相見える」「謁見する」など儀礼的・対人的意義に広がる根拠を字形に求めている。藤堂明保『漢字源』では、「ケン」音を「目の前にあらわれて識別される」意の単語家族(見・現・覸)に位置づけ、「視」が意志的に視線を向ける能動行為であるのに対し、「見」は対象が眼前にあらわれて自然に目に入るニュアンスを保持すると分析する。古典では『論語』「見賢思斉焉」、『孟子』「見牛未見羊」など、観察と認識の語として頻出。日本でも「見識」「見聞」「謁見」などの熟語、また「お見えになる」のように敬語的にも用いられる。命名では物事を正しく見極める識見と、人前にあらわれ立つ存在感を願って広く用いられる。
構成要素
目 + 儿
STROKE ORDER
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MEANINGS
人の眼で能動的に物を見ること。
みる。みえる。みせる。会う。あらわれる。考え。
★物事の本質を見極める眼識を持ち、人の前に堂々と立てるように。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。