◆ 元の意味(古代)
鬼神の異形、たぐい
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KANJI ETYMOLOGY
shuu
画数
17画
成り立ち
形声
部首
とりへん
分類
常用漢字
醜悪と剛健。
ORIGIN
『説文解字』に「醜、可惡也。从鬼酉聲」とあり、許慎は鬼を意符・酉を声符とする形声字と説く。古来「鬼」は死霊・異形の存在を象り、その姿が常人の目に異様と映ることから、「醜」は本来「醜悪」「異形」を指した。白川静『字統』は、鬼字に酉(酒甕)を添えるのは、巫祝が酒を以て鬼神を鎮め祓う儀礼に由来すると論じ、単なる外貌の醜さではなく、神霊的な畏怖を伴う「異」の概念を担う字であると説く。藤堂明保『漢字源』は、シュウ(醜)の音は「聚(あつまる)」「酋(おさ)」と同系で、内に凝集する濃密さを示す語族に属し、転じて凝り固まった姿・類い・たぐいを意味すると分析する。『詩経』『楚辞』では「醜類」を「類・たぐい」の義に用い、必ずしも貶意のみではない。命名にあっては「醜」は古代日本において「しこ」と訓み、『万葉集』の「醜の御楯(しこのみたて)」のごとく、武勇剛健・敵を圧する勇猛さを称える美称として用いられた。現代では使用例こそ稀なれど、古雅の趣を湛えた字である。
構成要素
酉(酒甕)+鬼(異形の霊)
STROKE ORDER
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MEANINGS
鬼神の異形、たぐい
みにくい、恥ずべき
★古語「しこ」として武勇剛健を象徴する一字。現代では命名に用いられることは極めて稀。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。