◆ 元の意味(古代)
寝台、安身の台
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KANJI ETYMOLOGY
shou
画数
7画
成り立ち
会意
部首
广(まだれ)
分類
常用漢字
屋根の下に据えられた木の台、安らぎと営みの基盤を成す一字。
ORIGIN
床は本来「牀」と書き、『説文解字』木部に「牀は安身の几坐なり。木に从い爿声」とある。爿(しょう)は寝台の縦に立てた板を象り、それに木を加えて寝台を表した。後に屋根を表す「广」を爿に代えた異体字「床」が生まれ、日本では『常用漢字表』にも床の字形が採られている。白川静『字統』は、牀をもって人が身を安んじる台、すなわち寝台・腰掛けの本字と説き、屋根の下にある居所の意を強調する床の字形を、住空間における安息の場の象徴として位置づける。藤堂明保『漢字源』は、床を「广+木」の会意とし、屋根の下に置かれた木の台、ひいては寝台・床(ゆか)・河床のように物を支える平面全般を意味すると論ずる。古典では『詩経』『楚辞』に「牀」が頻出し、寝床・腰掛けの意で用いられた。日本では「床(とこ)」が寝所のみならず、床の間・床柱・床山・苗床など、生活と文化のあらゆる基盤を指す語へと展開した。名に用いるとき、床は派手さこそないが、家庭の安らぎ、暮らしの基盤、人を支える土台といった堅実な美徳を象徴する。穏やかで揺るぎない人柄、家族を支える誠実さを表す字として用いうる。
構成要素
广(屋根)+木(木製の台)
STROKE ORDER
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MEANINGS
寝台、安身の台
ゆか、とこ、寝床、土台、苗床
揺るぎない基盤、家庭の安らぎ、人を支える誠実な土台。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。