◆ 元の意味(古代)
三筋に縒った美しい紐、束ねる紐帯。
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KANJI ETYMOLOGY
ki
画数
17画
成り立ち
形声
部首
彳(ぎょうにんべん)
分類
人名用漢字
美しき徴を結ぶ、誉れと品格を象る端麗の文字
ORIGIN
『説文解字』糸部に「徽は衺幅なり。一に曰く三糾の繩なり。糸に从ひ微の省声」とあり、もと三筋に縒った縄、あるいは束ねるための紐帯を本義とする。後に旗印・記章・標章の意に転じ、さらに「美しい・善い」「ほまれ」の義を生じた。白川静『字統』は、徽の左旁の彳(『説文』では糸)を呪術的な道行の意とし、右旁微の省を「ほのかに目立つ」意と取って、目立たぬが端正に結ばれた美しき徴を表す字とする。『漢字源』藤堂明保は声符微(ビ→キ)を細やかで美しい共通義とし、徽は「ほっそりと結ばれた美しい紐」を原型とする字群に属するとする。『書経』舜典に「五典を慎徽せよ」とあり、孔伝に「徽は美なり」と注するごとく、古来「美徳・栄誉」の意で尊ばれた。日本でも徽章・国徽・校徽など、組織や名誉を示す印として用いられ、皇室・大学・連隊の象徴として権威を帯びる。人名としては明治・大正期に多く、現代でも「徽(よし)」「徽子(よしこ)」「徽音(きいん)」など、品格と栄誉を象る字として選ばれる。名乗りは「き」「なが」「ふさ」「よし」。
構成要素
彳(行・糸の意)+山+一+糸+攵。微の省声。
STROKE ORDER
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MEANINGS
三筋に縒った美しい紐、束ねる紐帯。
しるし、記章、よい、うつくしい、ほまれ
誉れ高く品格があり、人々の象徴となる端麗な美しさ。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。