◆ 元の意味(古代)
手で探り尋ね求める。広く求める。
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KANJI ETYMOLOGY
sou
画数
10画
成り立ち
形声
部首
扌(てへん)
分類
常用漢字
扌と叟を合わせ、手に火を持って暗所を探り尋ね求める動作を示す字。
ORIGIN
本字は旧字「搜」。『説文解字』手部に「搜は衆求るなり、手に従ひ叜(ソウ)聲」と記される。許慎は本字を「広く求め尋ねる」と訓ずる。声符「叟」は、手に松明(火)を持つ形で老人を意味するが、字源的には「手で探る」の本義に直結する。白川静『字統』は、叟を「室内を松明で照らし探る老者の姿」と解し、搜は隈なく光を当て対象を尋ね出す原始的儀礼に由来すると論ずる。藤堂明保『漢字源』は語幹「ソウ=深く奥まで尋ねる」を据え、捜・蒐・痩・嫂を同族と整理する。すなわち、奥深く分け入って探し集める意で結ばれる語族である。古典『左伝』『漢書』に「敵営を捜し索(もと)む」「捜車」など、軍事・刑事の文脈で頻見する。日本語では「捜査」「捜索」「捜し物」のように、隈なく尋ね求める意で警察用語・日常語ともに深く定着している。命名では使用例は稀だが、「真理を求め、隅々まで探究する」深い知的好奇心と、対象を見出すまで諦めない粘り強さを象徴する字である。学究の徒や探究者の精神を示す字として、書斎の額にも好まれる。
構成要素
扌(手の動作)+叟(音符・松明で探る)
STROKE ORDER
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MEANINGS
手で探り尋ね求める。広く求める。
さがす。捜索する。尋ね求める。
真理を尋ね求める探究心と、最後まで諦めない粘り強さを象徴する字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。