◆ 元の意味(古代)
灯火を手に暗中を探す
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KANJI ETYMOLOGY
sou
画数
12画
成り立ち
形声
部首
扌(てへん)
分類
常用漢字
手で探りもとめる意の形声字、捜索の本字
ORIGIN
『説文解字』手部に「搜は衆意なり。手に从ひ叟聲」と見え、手偏に「叟」を声符として用いた形声字である。叟は本来、室内で手に火を持ち何かを照らし探す形を象り、年老いた者・長老の意にも通ずる。許慎は手で探り求める動作を本義と取り、引いて広く衆人を集める意とも注した。白川静『字統』では、叟は暗い屋内に火を持って入り物を捜す形で、捜の原義は灯火を手にして暗中を探索することにあるとする。神事における失せ物探しや祭祀器物の点検に由来する語と説く。藤堂明保『漢字源』は搜・叟・嫂を同系とし、奥深いところに手を入れて探る共通義を見出す。古典では『漢書』に「家を搜す」と捜索の用例があり、『後漢書』にも官吏が罪人を搜捕する記述が頻出する。日本では「捜」が新字体として常用化されたが、本来「搜」が正字である。捜索・捜査・捜神記などの熟語に用いられる。意味的に探求や追究の象意を持つが、名付けには通常使用されない字である。
構成要素
扌(手)+叟(声符・火を持ち探る老人)
STROKE ORDER
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MEANINGS
灯火を手に暗中を探す
さがす、さぐる、捜索する
通常人名には用いない
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。