◆ 元の意味(古代)
般(回す)に手を加え、物を運び動かす
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KANJI ETYMOLOGY
han
画数
13画
成り立ち
形声
部首
扌(てへん)
分類
常用漢字
手で運び移す意の形声字、運搬・搬送の搬
ORIGIN
『説文解字』には独立項目を立てず、後の字書である『玉篇』『広韻』に「搬は運なり、移なり」と記し、手偏に「般」を声符として組み合わせた形声字とする。般は舟を盤上で旋回させる形、または盤を手で旋回させる形で、めぐる・運ぶの原義を持つ。白川静『字統』では、般は舟を回す形であり、盤・搬・磐などはすべて回転・移動の語族をなすとする。搬は手の動作と般の運動義が結合して、物を手で運び動かすという具体動詞となった。藤堂明保『漢字源』は般・搬・盤・磐を同系語族と認め、平らに広がりまた回り動くという共通義をもつと述べる。古典の使用例は比較的新しく、漢代以降の文献に「搬運」「搬移」が現れ、唐宋の口語的文献で広く流通した。日本では江戸期から「搬出」「運搬」の語が使われ、明治以降の物流・産業用語として定着、現代では搬入搬出・救急搬送など実務語として頻用される。常用漢字に含まれるが人名用としての登録はなく、名付けには使われない実務的な字である。
構成要素
扌(手)+般(声符・舟を回す)
STROKE ORDER
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MEANINGS
般(回す)に手を加え、物を運び動かす
はこぶ、うつす、搬送する
人名用漢字外、名付けには使えない
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。