◆ 元の意味(古代)
木の幹、伐り整えた一本の木。
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KANJI ETYMOLOGY
mai
画数
8画
成り立ち
会意兼形声
部首
木(きへん)
分類
常用漢字
木の幹を打ち整え、一枝・一片として数える基準の字。
ORIGIN
『説文解字』木部に「枚は榦なり。木に从ひ攴に从ふ。詩に曰く、伐其條枚と」とあり、木の幹そのもの、また伐り取った枝を本義とする。構成は「木」と「攴(ボク・うつ)」から成り、攴は手に枝杖を持って打つ象で、木を打って枝を整える、または材を切り出す動作を表す。よって枚は「打って整えた一本の木」を指し、そこから細長く均整な棒状の物を数える助数詞へ発展した。古代軍事では兵士が口に「枚」と呼ぶ細棒(銜枚)を含み、声を立てぬまま夜行軍を行ったと『周礼』『左伝』に見える。白川静『字統』は攴を儀礼的鞭撻の象とし、枚は伐木儀礼における選材の語であると指摘する。藤堂明保『漢字源』は声符の働きを兼ねる攴を「コツ・打つ」音に通ずるとし、整然と打ち揃えた一枚の意が、後に紙・板・葉のような薄く平らな個体を数える「一枚二枚」の用法に展開したと説く。「枚挙にいとまあらず」「枚数」など、数え上げの基本語として日本語にも深く根づき、誠実・整斉の語感を担う。
構成要素
木(素材)+攴(打ち整える動作・声符)。
STROKE ORDER
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MEANINGS
木の幹、伐り整えた一本の木。
薄く平らなものを数える助数詞。一つひとつ。
整い、誠実、丁寧に物事を数え上げる慎ましさ。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。