◆ 元の意味(古代)
木の根元、切株
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KANJI ETYMOLOGY
shu
画数
10画
成り立ち
形声
部首
木(きへん)
分類
常用漢字
大地に根を張る切株。揺るがぬ基盤と継承される価値の字。
ORIGIN
『説文解字』木部に「株は木根なり。木に従ひ朱の声」とあり、木偏に「朱」を音符とする形声字である。「朱」は木の中心を一線で示した指事文字で、木の幹の芯材が赤いことから「あかい」の意となり、転じて中心・根幹をも意味する。藤堂明保『漢字源』は、朱の「中心・根幹」の意が株に継承され、樹木の根もと、地上に残る切株を表すとする。白川静『字統』は、株が伐採後に地上に残る切株を指す具象的な語であり、『韓非子』五蠹篇の有名な「守株待兔」(株を守って兎を待つ)の故事に見えるように、動かぬもの・固定したものの象徴であったと説く。古い切株は朽ちず長く残り、その場所に根付き続けるため、転じて「家の系譜」「代々受け継がれる地位・権利」を意味するようになった。日本では江戸時代に株仲間(同業者組合の権利)、株札(株主の証)の制度が発達し、近代以降は会社の出資単位「株式」「株券」として、現代経済の根幹をなす重要語となった。また「古株」「新株」「金の卵株」など、組織における経験・地位を表す比喩としても広く用いられる。木偏は樹木を、朱は中心・根幹を示し、合わせて「大地に根を張り動かぬもの」「代々受け継がれる価値の中核」を表現する。揺るがぬ基盤、家系の継承、地に足ついた堅実さを象徴する字である。
構成要素
木(樹木)+朱(音符・中心・根幹)
STROKE ORDER
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MEANINGS
木の根元、切株
かぶ。切株、株式、家系の地位
揺るがぬ基盤、家を継ぐ堅実さ、根を張る生命力
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。