◆ 元の意味(古代)
木製の欄干・手すり、武具のたて
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KANJI ETYMOLOGY
jun
画数
13画
成り立ち
形声
部首
木(きへん)
分類
人名用漢字
矢を防ぎ身を守る楯、揺るがぬ防衛の意志
ORIGIN
「楯」は形声文字で、意符の「木」と音符の「盾(ジュン)」から成る。許慎『說文解字』木部に「楯、闌檻(らんかん)なり。木に从ひ盾聲」とあり、本義は欄干・手すりを指した。古代の家屋・宮殿で、廊下や階の縁に巡らせた木製の手すり板である。一方で「盾」とも通じて武具の「たて」を指すようになり、後世はむしろこの義が一般化した。白川静『字統』(一九八四)は音符「盾」を「人体や顔を覆う形の象」とし、目を覆い隠して矢から守るのが盾の本義と説く。「楯」はこれに木偏を加え、木製の大盾(おおだて)を強調した字とする。藤堂明保『漢字源』(一九八八)は同系語に「循(めぐる)」「遁(のがれる)」を挙げ、「身を覆い回避する」コアイメージで結ばれるとする。古代中国では戈(ほこ)と楯がセットで「干戈(かんか)を交える」と表現され、戦の象徴であった。一方、武力に頼らず守る精神的な比喩として「正義の楯」「言論の楯」のように転じる。日本では『古事記』『日本書紀』に楯を奉る神事が記され、楯神(たてがみ)の信仰もあった。「楯岡」「楯山」など地名や姓氏にも残る。名に用いれば、大切な人や信念を守り抜く意志、頼もしい守護者の風格を象徴する。
構成要素
木(きへん)+盾(音符・身を覆う)
STROKE ORDER
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MEANINGS
木製の欄干・手すり、武具のたて
たて、てすり、防護
大切な人や信念を守り抜く意志、頼もしい守護者
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。