◆ 元の意味(古代)
神に供える常緑樹サカキ
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KANJI ETYMOLOGY
sakaki
画数
14画
成り立ち
会意
部首
木(きへん)
分類
人名用漢字
神に捧ぐ常磐の木、清浄と神域を象る国字。
ORIGIN
「榊」は中国伝来の漢字ではなく、日本で独自に作られた国字(和製漢字)である。『説文解字』『字統』『漢字源』いずれも、本字を中国古典字書には見えない日本独自の会意字として扱う。字形は「木」と「神」の合字で、「神に供える木」を表すという、日本古来の神道観念を直接視覚化した極めて簡明な構成を取る。読みは「さかき」のみで、訓は「栄える木」「境の木(神域と俗界の境)」など複数の語源説がある。『古事記』『日本書紀』には天岩戸神話で、天香山の五百津真賢木(いほつまさかき)の枝に八尺瓊勾玉・八咫鏡・白和幣青和幣を懸けて天照大神を祀ったと記され、太古より神祭の中心に置かれた常緑樹であった。漢字源は榊を「日本で作られた字。神事に用いる常緑樹サカキ(ツバキ科)を表す」と注する。字統は国字の典型例として挙げ、字形そのものに「神+木=神籬(ひもろぎ)」の宗教観が込められていると説く。植物としてのサカキは葉が一年を通じて青々とし、霊魂の宿る依代(よりしろ)として神棚や祭壇に欠かせぬ存在。境内の玉串、神前の榊立ては今日に到るまで日本人の信仰生活の象徴である。命名に用いれば、清浄潔白で神聖さを湛え、家筋の繁栄と祝福を担う人格を象る。
構成要素
木(きへん)+神(神聖/会意)
STROKE ORDER
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MEANINGS
神に供える常緑樹サカキ
サカキ(ツバキ科の常緑樹)・神事に用いる神聖な木
清浄と神聖さ、家の繁栄と末永い加護を願う祝福の象徴
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。