◆ 元の意味(古代)
山楡、堅い茎、剛直
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KANJI ETYMOLOGY
kou
画数
11画
成り立ち
形声
部首
木(きへん)
分類
常用漢字
硬く真っ直ぐに通る茎。芯のある剛直さと概要を示す字
ORIGIN
『説文解字』木部に「梗は山枌楡なり。一に曰く、梗は猛なり。木に従い更声」とある。木偏に「更(こう)」を音符とする形声字で、更は変える、強める、硬くするの意を含む。許慎は梗を山に生える楡の一種としつつ、もう一つの意として「猛なり」「剛強なり」を挙げる。白川静『字統』は、更の字に手を加えて改める意を見、梗はその語感より転じて、堅く真っ直ぐ通った茎、すなわち芯のある植物の茎を表すとする。藤堂明保『漢字源』では、更を「コウ」と読み、強く硬い意の音符として、堅い茎を持つ木や草を示す形声字と説く。古代中国の医薬書において、桔梗の「梗」はその根が堅く真っ直ぐ通っていることに由来し、薬効を発揮する。また、「梗概」という語は、文章や物語の太い幹となる筋道、すなわち概要・あらすじを意味し、現代でも論文や小説の要約に使われる。「梗塞」は通り道が硬く塞がる意で、心筋梗塞・脳梗塞など医学用語として定着した。「梗直」は人柄の剛直さを表し、剛毅で正義感のある人物像を示す。日本では桔梗の語に最もよく現れ、清楚な花と堅実な根の対比を体現する字として親しまれる。命名に用いれば、芯の通った剛直さ、物事の本質を捉える概観力、清楚な気品を併せ持つ理想の人物像を表現できる。
構成要素
木(植物)+更(強く硬い音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
山楡、堅い茎、剛直
梗概、梗塞、桔梗、剛直
芯の通った剛直さと本質を捉える概観力。清楚な気品
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。