象形文字一覧|成り立ち・字源でわかる漢字
六書の象形に分類される漢字/全146字・名前に使える145字
象形文字とは
ものの形をかたどって描いた、最も古い成り立ちの文字。「山」「川」「日」「月」のように、対象の輪郭を線で写し取ったものとされる。
代表例:山・川・日・月・木
※ 同じ漢字でも字書によって成り立ちの分類が分かれることがあり、ここでの分類は当社が参照した字源研究に基づく一例です。典拠:許慎『説文解字』/白川静『字統』。
象形文字の漢字と成り立ち
「乙」は象形文字で、甲骨文字では植物の芽が種子の殻を破って曲がりくねりながら地上に出てくる様子を描いたものとされる。ある…
「人」は人が横から見た姿を象った象形文字である。甲骨文字や金文では、直立して腕を垂らした人の側面の形が描かれており、頭・…
「丁」は釘や楔(くさび)の頭部を象った象形文字とされる。上下に横線を持つ簡素な形は、物を固定する道具の平らな頭部を正面か…
「刀」は刃物の形を象った象形文字である。曲がった刃の形を横向きに描いたもので、片刃の刀剣を表す。甲骨文字の時代から存在し…
「入」は象形文字であり、外から内へと入っていく様子を描いた字形である。甲骨文字では上から下へ向かう矢印のような形で、外側…
「卜」は亀の甲羅や獣の骨に入ったひび割れの形を象った象形文字とされる。古代中国では亀甲や獣骨を火であぶり、その割れ目の形…
「又」は右手の象形文字である。甲骨文字・金文では手の指を開いた形が明確に描かれており、右手を表す字として用いられた。後に…
「了」は象形文字であるが、字源については諸説ある。最も有力な説では、子供の両手両足がまだ十分に伸びきっていない様子を象っ…
「力」は腕の筋肉を象った象形文字である。古代文字では人の腕を曲げて筋肉が盛り上がった様子を描いており、物理的な「ちから」…
不明
「干」は武器の「盾」を象った象形文字とされる。古代の盾は木や獣皮を用いて作られ、その形状を図案化したものが甲骨文字に見ら…
「弓」は弓の形をそのまま描いた象形文字である。古代の武器である弓を横から見た形、あるいは弦を張った状態を表している。甲骨…
「己」は象形文字であり、糸巻きの形または曲がった縄の形を描いたものとされる。糸が巻き付いて自らに収まる様子から「おのれ」…
「口」は人や動物の口を上から見た形を象った象形文字である。甲骨文字の時代から四角形ないし円形で口の形が描かれており、最も…
「工」は工具や大工道具の形を象った象形文字とされる。古代文字では、上下二本の横画が材木や定規を、中央の縦画が物を測る基準…
「山」は象形文字であり、三つの峰が連なる山の形を描いたものとされる。甲骨文字や金文では山の峰々を縦線で表現し、小篆を経て…
「士」は象形文字であり、古代中国における成年男子の象徴とされる。字形は斧や鉞(まさかり)といった武器を象ったものとする説…
「子」は象形文字である。甲骨文字では幼児の姿を正面から描いた形とされ、頭部が大きく手足を広げた赤ん坊の全身像を表す。金文…
「女」は象形文字であり、女性が両手を前で組んで跪いている姿を描いたものとされる。甲骨文字や金文では明確に人の形が描かれて…
「小」は象形文字である。細かい点や小さな粒を三つ並べて、物が小さいことを表すとされる。また別の説では、大きいものを縦に分…
「川」は河川の流れを象った象形文字である。三本の縦線が水が流れる様子を表しており、古代文字では曲線的に描かれることもあっ…
「大」は人が両手両足を広げて大の字になって立つ姿を象った象形文字である。正面から見た成人の姿を表し、そこから「大きい」「…
「土」は地上に盛り上がった土を象った象形文字である。甲骨文字では地面から土が盛り上がった形、あるいは土塊を表す図形として…
「巳」は蛇の形を象った象形文字とされる。古代中国において蛇は十二支の第六位「巳(み)」として暦法・時刻・方位を示す記号と…
象形文字 全146字(画数順)
1画
16画
17画
名前に使える字(常用・人名用)/ 表外字(原則 名前不可)
気になる漢字が見つかったら、意味・字源・名付けの願いを漢字辞典で確かめてみましょう。
ほかの成り立ち
よくある質問
象形文字とは何ですか?
ものの形をかたどって描いた、最も古い成り立ちの文字。「山」「川」「日」「月」のように、対象の輪郭を線で写し取ったものとされる。六書という漢字の成り立ちの分類の一つで、後漢の許慎『説文解字』が体系化したものとされています。
象形文字にはどんな漢字がありますか?
本ページでは当社収録分のうち象形文字に分類される146字を画数順に掲載しています。代表例として「山」「川」「日」「月」「木」などが挙げられます。このうち戸籍法上で名前に使える常用・人名用漢字は145字です。
字源の説明は一つに定まっていますか?
同じ漢字でも字書や研究者によって成り立ちの解釈が分かれることがあります。本サイトでは『説文解字』や白川静『字統』などをふまえた代表的な見方を紹介し、諸説あるものは一説として扱っています。