SURNAME ETYMOLOGY DICTIONARY
苗字の由来
あなたの苗字のルーツ・語源・歴史・分布・著名人を、太田亮『姓氏家系大辞典』をはじめとする複数の信頼できる学術出典に基づき解説します。
参照している主な出典
- ● 太田 亮『姓氏家系大辞典』(1934-1936)— 姓氏研究の古典・最重要文献
- ● 丹羽 基二『日本苗字大辞典』(芳文館, 1996)
- ● 角川『日本姓氏歴史人物大辞典』各都道府県別
- ● 『新撰姓氏録』(815年)
- ● 『古事記』『日本書紀』
- ● 総務省統計局 e-Stat 住民基本台帳人口要覧
収録している苗字
小磯
こいそ第2350位「小磯」は海辺・湖辺の岩がちな地形「磯(いそ)」に、規模や美称を表す接頭「小」が付いた典型的な地形姓。相模湾沿岸を中心に発祥し、関東各地に広まった。
発祥: 相模国(現・神奈川県中郡大磯町周辺) / 中世(鎌倉〜室町期)
鈴木
すずき第2位「鈴木」は紀州熊野の神職・穂積(ほづみ)氏の流れを汲む氏族姓。熊野信仰の全国伝播とともに各地へ広まり、現代では全国第2位(約180万世帯)の大姓となった。
発祥: 紀伊国熊野地方(現・和歌山県新宮市・田辺市周辺) / 古代〜平安期
高橋
たかはし第3位「高橋」は古代大和国に発した名門氏族「高橋朝臣(たかはしのあそん)」を起源とする姓で、内膳司(ないぜんし/天皇の食膳を司る官職)として宮廷に仕えた。複数の地名由来も派生し、現代では全国第3位(約142万世帯)。
発祥: 大和国十市郡高橋郷(現・奈良県橿原市高殿町〜桜井市高田周辺) / 古代(5世紀頃)
佐藤
さとう第1位佐藤は日本で最も多い姓のひとつで、藤原秀郷の子孫が「左衛門尉藤原」を名乗ったことに由来する藤原氏支流の代表姓である。東北地方に圧倒的に多く、山形・福島・秋田で高い割合を占める。
発祥: 下野国(現栃木県) / 平安時代後期(11世紀〜12世紀)
田中
たなか第4位田中は「田の中(に住む者)」を意味する典型的な地形姓で、稲作が広がった日本各地で独立に発祥した。畿内発祥の古族系田中氏のほか、武家・農民由来の家系が並存し、全国上位の大姓となっている。
発祥: 畿内(山城・大和・摂津)を中心に全国 / 古代〜平安時代
伊藤
いとう第5位伊藤は藤原秀郷流の一族が伊勢国に移住し、「伊(伊勢)」と「藤(藤原)」を組み合わせて称したことに由来する藤原氏支流の代表姓である。三重県を発祥地とし、東海地方を中心に全国第5位の分布を示す。
発祥: 伊勢国(現三重県) / 平安時代後期(11世紀〜12世紀)
渡辺
わたなべ第6位渡辺氏は摂津国渡辺津を本拠とした嵯峨源氏の流れを汲む武士団に発祥するとされ、瀬戸内海の水運を掌握した渡辺党の名で知られる。地名由来の地形姓だが、源氏渡辺氏が全国に広がった経緯が特徴的である。
発祥: 摂津国西成郡渡辺津(現・大阪市中央区) / 平安時代中期(10世紀)
山本
やまもと第7位山本は「山の本(もと)」、すなわち山の麓を意味する純然たる地形姓で、各地で独立発祥した。特定の宗家を持たず全国の山裾の集落から自然発生し、近畿・西日本を中心に大姓となった代表例である。
発祥: 全国各地(特に近畿・西日本) / 平安末〜鎌倉時代
中村
なかむら第8位中村は「村の中央」「中ほどの村」を意味する地形姓で、全国の村落構造から自然発生した。特定の宗家を持たず各地で独立発祥したため、系譜は多元的で、日本の集落史そのものを反映する代表的大姓である。
発祥: 全国各地(特定の本貫なし) / 平安末〜鎌倉時代
小林
こばやし第9位小林氏は「小さな林」を意味する地形姓で、林に隣接した集落や開墾地に住む者が名乗ったとされる。信濃国を中心に中部・関東に広がり、現在は全国9位の大姓である。
発祥: 信濃国(長野県)を中心に中部・関東一円 / 平安後期〜鎌倉期
加藤
かとう第10位加藤氏は藤原利仁流の一族が加賀国に下向し、「加賀の藤原氏」を略して『加藤』と称したことに始まる。藤原氏支流の代表格で、現在は愛知・岐阜を中心に全国10位の大姓となっている。
発祥: 加賀国(石川県)を発祥とし、尾張・美濃(愛知・岐阜)に展開 / 平安中期
吉田
よしだ第11位吉田氏は「吉き田」すなわち縁起の良い・実りの豊かな田から起こった地形姓で、全国に発祥地を持つ。京都吉田神社の卜部吉田氏や周防の大内氏家臣吉田氏など、複数系統が並立する大姓である。
発祥: 全国各地(特に山城・伊予・周防・駿河など) / 平安期〜中世
山田
やまだ第12位山田姓は「山の中にある田」「山裾の田」を意味する典型的な地形姓で、日本全国に発祥地が散在する多発姓です。地形に由来するため特定の一族に限定されず、全国12位の大姓となりました。
発祥: 全国各地(多発姓) / 平安時代~鎌倉時代
佐々木
ささき第13位佐々木姓は宇多天皇の皇子敦実親王の流れを汲む宇多源氏の名門で、近江国蒲生郡佐々木庄を本拠とした佐々木氏に発します。源平合戦で活躍した佐々木四兄弟以来、武家の名族として全国に分流しました。
発祥: 近江国蒲生郡佐々木庄(現・滋賀県近江八幡市安土町周辺) / 平安時代後期
松本
まつもと第14位松本姓は「松の本(もと)」、すなわち松の木の根元・松のある場所を意味する地形姓です。松は古来神聖な木とされ、社寺や境界の目印に植えられることが多かったため、その近くに住んだ者が「松本」と名乗り、全国各地で発生しました。
発祥: 全国各地(多発姓) / 平安時代~鎌倉時代
井上
いのうえ第15位井上は「井(井戸・湧水・用水)のほとり」に住んだ者を表す典型的な地形姓で、古代豪族から武家、庶民まで広く名乗られた日本でも有数の大姓である。
発祥: 全国(特に西日本に多い) / 古代〜平安時代
木村
きむら第16位木村は「樹木の茂る村・木立の村」に由来する典型的な地形姓で、全国各地で独立に発祥したと考えられる、日本を代表する大姓のひとつである。
発祥: 全国(東日本に特に多い) / 平安時代〜中世
林
はやし第17位林は「林(はやし)=木立の茂る土地」に居住した者に由来する地形姓で、加えて古代の渡来系氏族「林連(はやしのむらじ)」を祖とする系統など、複数の流れを持つ全国的な大姓である。
発祥: 中部地方(特に岐阜・愛知) / 古代〜平安時代
清水
しみず第18位清水(しみず)は全国第18位、約53万世帯を擁する代表的な地形姓である。「清らかな水」「湧き水」が出る土地に住んだ一族が地名を負って名乗ったもので、京都の清水寺周辺や静岡の清水湊など、全国各地の清水と称する地に発祥がある。
発祥: 京都府・静岡県・全国 / 平安時代〜鎌倉時代
山口
やまぐち第19位山口(やまぐち)は全国第19位、約52万世帯を擁する典型的な地形姓である。「山の入り口」を意味し、山に分け入る登り口や山麓の集落に住んだ一族が地名を名字としたもの。周防国山口(現・山口県山口市)が最も著名な発祥地で、大内氏の本拠として栄えた。
発祥: 周防国(山口県)・全国 / 平安時代〜鎌倉時代
阿部
あべ第20位阿部(あべ)は全国第20位、約49万世帯を擁する古代氏族姓。第8代孝元天皇の皇子・大彦命を祖と伝える名門「安倍氏」に由来し、「安倍」「阿倍」と同源である。古代は宮廷の重臣を輩出し、平安後期には陸奥の俘囚の長・安倍頼時が前九年合戦で名を馳せた。東北地方に濃密に分布する。
発祥: 大和国・陸奥国 / 古墳時代〜奈良時代
池田
いけだ第21位「池田」は池のほとりの田、すなわち灌漑用の溜池に隣接した水田を意味する典型的な地形姓です。摂津国豊島郡池田郷を本拠とした池田氏が著名で、戦国期の池田恒興、江戸期の姫路藩主池田氏を輩出しました。
発祥: 摂津国(現・大阪府池田市)ほか各地 / 平安時代後期から鎌倉時代
橋本
はしもと第22位「橋本」は橋のたもと、すなわち橋詰の集落や地形に由来する典型的な地形姓です。橋は古来交通・物流の要衝であり、各地に「橋本」の地名が生じたため全国で独立に発生しました。
発祥: 全国各地(紀伊・大和・山城など) / 平安時代後期から鎌倉時代
石川
いしかわ第23位「石川」は石の多い川、河原に石が目立つ清流に由来する地形姓です。古代には蘇我氏の流れを汲む豪族・石川氏(河内国石川郡を本拠)が存在し、後世には源氏・藤原氏など多系統の石川氏が各地に発生しました。
発祥: 河内国石川郡(現・大阪府南河内)ほか各地 / 古代(飛鳥・奈良時代)から鎌倉時代
前田
まえだ第24位前田は「家や集落の前方にある田」を意味する典型的な地形姓で、全国各地で自然発生的に生まれた苗字です。加賀百万石の藩主・前田利家を輩出した尾張国海東郡前田村出身の前田氏が最も著名で、富山県・石川県を中心に北陸地方で人口比率が高くなっています。
発祥: 全国(特に北陸地方) / 平安時代後期〜鎌倉時代
藤田
ふじた第25位藤田は藤原氏の「藤」と地形を表す「田」を組み合わせた、藤原系氏族の代表的な苗字のひとつです。武蔵七党の猪俣党に属する藤田氏(武蔵国榛沢郡藤田郷を本拠)が知られるほか、各地で藤原氏の末裔が「藤+地名」の形で名乗ったため、地形姓と氏族姓の両性格をあわせ持っています。
発祥: 全国(特に西日本) / 平安時代末期〜鎌倉時代
後藤
ごとう第28位後藤は「備後国の藤原氏」を意味する苗字で、藤原利仁流の藤原氏が備後守として下向し、その子孫が「後(備後)の藤原」を縮めて「後藤」と名乗ったのが起源とされます。武家として広く繁栄し、九州・東北・中部地方など全国各地に分布。
発祥: 備後国(広島県東部) / 平安時代中期
岡田
おかだ第27位岡田は「岡(小高い丘)の田」を意味する典型的な地形姓で、全国各地に発祥地が点在する。古くから稲作が盛んな丘陵地に住み着いた一族が、その地形そのものを家名としたものが多い。
発祥: 全国(岡山県、岐阜県、愛知県など) / 平安時代後期から鎌倉時代
長谷川
はせがわ第29位長谷川は「長い谷を流れる川」を意味する地形姓で、大和国長谷(現・奈良県桜井市初瀬)の長谷寺周辺を最も著名な発祥地とする。「長谷」と書いて「はせ」と読むのは、長く伸びる谷=はつせ(初瀬)が転じたもので、これに「川」が加わった。
発祥: 大和国長谷(現・奈良県桜井市初瀬) / 平安時代から鎌倉時代
近藤
こんどう第31位近藤は藤原氏の支流に由来する代表的な「藤」のつく姓のひとつで、「近」は近江国(現・滋賀県)、「藤」は藤原氏を意味する。藤原利仁の流れを汲む一族が近江に下向して在地化し、地名と本姓を組み合わせて「近藤」を称したのが起源とされる。
発祥: 近江国(現・滋賀県) / 平安時代中期
斎藤
さいとう第33位斎藤は藤原利仁流の支流に発する代表的な藤原系苗字で、斎宮頭の官職と藤原姓を組み合わせて成立しました。北陸から東北にかけて広く分布し、「齋藤」「齊藤」「斉藤」などの異字体も多く見られます。
発祥: 北陸・東北 / 平安時代
坂本
さかもと第34位坂本は「坂のふもと・坂の起点」を意味する典型的な地形姓で、全国の坂下集落から自然発生的に生じた苗字です。比叡山の門前町・近江坂本が特に有名で、幕末の志士・坂本龍馬を輩出した姓としても広く知られます。
発祥: 全国(特に近畿・四国・九州) / 平安〜鎌倉時代
遠藤
えんどう第35位遠藤は藤原秀郷流に発する藤原系苗字で、「遠江守の藤原」を縮約して成立したとされます。福島・宮城・新潟など東北・北関東を中心に濃密に分布し、佐藤・伊藤・斎藤と並ぶ「藤」の付く代表的苗字の一つです。
発祥: 東北・北関東(藤原秀郷流ゆかり) / 平安時代
小川
おがわ第26位小川は「小さな川のほとり」を意味する典型的な地形姓で、全国各地で独立発祥した。武家系では清和源氏小川氏が知られ、関東・信越に広く分布する。
発祥: 全国(武蔵・信濃・近江ほか) / 平安〜鎌倉時代
村上
むらかみ第30位村上は清和源氏村上氏を本流とする由緒ある名字。信濃国村上郷を本貫とし、瀬戸内海の村上水軍など各地で武家として栄えた。
発祥: 信濃国更級郡村上郷(長野県坂城町) / 平安時代
石井
いしい第32位石井は「石を畳んだ井戸」あるいは「石の多い泉」を意味する地形姓。下総石井氏など武家系もあり、千葉・茨城・愛知に濃密分布する。
発祥: 下総国・常陸国ほか関東一円 / 平安〜鎌倉時代
藤井
ふじい第36位藤井は藤原氏の「藤」と地形「井(泉・井戸)」を結んだ複合姓。藤原秀郷流など藤原系の支流が各地で藤井を称した。
発祥: 近畿・中国地方 / 平安〜鎌倉時代
青木
あおき第37位青木は「青々と茂る木立」を意味する地形姓。武蔵青木氏や甲斐武田氏支流の青木氏など、各地に武家系の青木姓が分布する。
発祥: 武蔵国・甲斐国ほか / 平安〜鎌倉時代
西村
にしむら第38位西村は「西方の村・集落の西側」を意味する典型的な方位地形姓。全国各地で独立発祥し、近畿・中部地方に特に濃密に分布する。
発祥: 全国(特に近畿・中部) / 平安〜室町時代
福田
ふくだ第39位福田は「福ある田・実り豊かな田」を意味する縁起のよい地形姓。九州(特に福岡・長崎)と関東に濃密に分布する。
発祥: 九州・関東一円 / 平安〜鎌倉時代
太田
おおた第40位太田は「広い田・大きな田」を意味する地形姓。常陸太田氏(佐竹氏支流)や武蔵の太田道灌を出した武家系が著名。
発祥: 常陸国・武蔵国ほか / 平安〜鎌倉時代
三浦
みうら第41位三浦は桓武平氏三浦氏を本流とする名門武家姓。相模国三浦半島を本貫とし、鎌倉幕府創設に貢献した有力御家人である。
発祥: 相模国三浦郡(神奈川県横須賀市・三浦市) / 平安時代後期
岡本
おかもと第42位岡本は「岡(丘)の本(ふもと)」を意味する地形姓。全国各地で独立発祥し、近畿・中国・四国地方に濃密に分布する。
発祥: 全国(特に近畿・中国・四国) / 平安〜室町時代
松田
まつだ第43位松田は「松のある田」を意味する地形姓。相模松田氏(藤原秀郷流)が著名で、後北条氏の家老として活躍した。
発祥: 相模国足柄郡松田(神奈川県松田町) / 平安〜鎌倉時代
中島
なかじま/なかしま第44位中島は「川の中の島・三角州」を意味する地形姓。尾張中島郡をはじめ全国各地で独立発祥し、東日本では「なかじま」、西日本では「なかしま」と読む傾向がある。
発祥: 全国(特に尾張・九州) / 平安〜鎌倉時代
中川
なかがわ第45位中川は「中央の川・集落の中を流れる川」を意味する地形姓。全国各地で独立発祥し、近畿・四国・中部地方に濃密に分布する。
発祥: 全国(特に近畿・四国) / 平安〜鎌倉時代
原田
はらだ第46位原田は「原(野原)の田」を意味する地形姓だが、実体は筑前原田氏(大蔵氏流)を本流とする九州の名族。福岡・熊本に極めて濃密に分布する。
発祥: 筑前国(福岡県) / 平安時代後期
小野
おの第47位小野(おの)は古代豪族小野氏に発する氏族姓で、近江国滋賀郡小野郷を本拠とした。孝昭天皇の皇子天足彦国押人命の後裔と伝わり、小野妹子・小野篁・小野小町など著名人を輩出した名族である。
発祥: 近江国滋賀郡小野郷(現・滋賀県大津市小野) / 古代(5~6世紀頃)
田村
たむら第49位田村(たむら)は「田のある村」を意味する地形姓であり、坂上田村麻呂の子孫を称する陸奥田村氏が著名である。福島県を中心に東北地方で広く分布する代表的姓の一つである。
発祥: 陸奥国田村郡(現・福島県田村市・郡山市周辺) / 平安時代
竹内
たけうち第50位竹内(たけうち/たけのうち)は「竹の生える地」を意味する地形姓で、大和国葛下郡竹内(現・奈良県葛城市)の竹内街道沿いの地名に由来する。武家竹内氏や公家竹内家が知られる。
発祥: 大和国葛下郡竹内(現・奈良県葛城市竹内) / 古代~中世
金子
かねこ第51位金子(かねこ)は武蔵七党の一つ村山党に属する武家金子氏に発する氏族姓で、武蔵国入間郡金子郷(現・埼玉県入間市金子)を本拠とした。関東を中心に全国に広がった。
発祥: 武蔵国入間郡金子郷(現・埼玉県入間市金子) / 平安末期~鎌倉時代
藤原
ふじわら第52位藤原(ふじわら)は日本史上最大の貴族氏族で、669年に中臣鎌足が天智天皇から賜姓されたのに始まる。摂関家として平安朝廷を支配し、その子孫は無数の公家・武家に分かれた。
発祥: 大和国高市郡藤原(現・奈良県橿原市) / 飛鳥時代(669年)
中山
なかやま第54位中山(なかやま)は「中央の山」「中ほどの山」を意味する地形姓で、全国各地に独立発祥した。藤原北家中山家(公家)や武家中山氏など、多系統が知られる。
発祥: 全国(独立発祥) / 平安~鎌倉時代
原
はら第55位原(はら)は「野原」「平地」を意味する地形姓で、全国各地に独立発祥した。下総国千葉郡原(現・千葉市)を本拠とした千葉氏支流の原氏が中世武家として著名である。
発祥: 全国(独立発祥) / 平安~鎌倉時代
松井
まつい第56位松井(まつい)は「松の生える井(井戸)」を意味する地形姓で、山城国相楽郡松井(現・京都府京田辺市松井)が代表的発祥地とされる。武家松井氏は細川家家老として著名である。
発祥: 山城国相楽郡松井(現・京都府京田辺市松井) / 平安~鎌倉時代
高田
たかだ第57位高田(たかだ/たかた)は「高い場所にある田」を意味する地形姓で、全国各地に独立発祥した。越後高田・大和高田など各地の地名と結びつき、武家・農家の双方で広く用いられた。
発祥: 全国(独立発祥) / 平安~鎌倉時代
宮崎
みやざき第58位宮崎(みやざき)は「神社(宮)のある岬・先端の地」を意味する地形姓で、日向国宮崎郡(現・宮崎県)が代表的発祥地。九州を中心に全国に広がった代表的姓である。
発祥: 日向国宮崎郡(現・宮崎県宮崎市) / 平安~鎌倉時代
大野
おおの第59位大野(おおの)は「大きな野原」を意味する地形姓で、全国各地に独立発祥した。陸奥大野氏、藤原北家大野氏、越前大野氏などが知られ、東北から九州まで広く分布する。
発祥: 全国(独立発祥、特に陸奥・越前・豊後) / 古代~中世
久保
くぼ第60位久保(くぼ)は「窪地」「凹んだ土地」を意味する地形姓で、「窪」の佳字として「久保」が当てられた。全国各地に独立発祥した普遍的な地形姓である。
発祥: 全国(独立発祥) / 平安~鎌倉時代
河野
こうの第61位河野(こうの/かわの)は伊予国の名族越智族河野氏に発する氏族姓で、伊予国風早郡河野郷(現・愛媛県松山市)を本拠とした。瀬戸内海の河野水軍を率いた中世の有力武家である。
発祥: 伊予国風早郡河野郷(現・愛媛県松山市河野) / 平安時代
上野
うえの第62位上野(うえの/こうずけ)は「上方の野」「高所の野」を意味する地形姓で、全国各地に独立発祥した。古代の上野国(現・群馬県)に由来する系統と、地形地名としての系統が併存する。
発祥: 全国(独立発祥) / 平安~鎌倉時代
菊池
きくち第63位肥後国菊池郡を本貫とし、藤原北家の流れを汲むとされる菊池氏に発する九州屈指の名門武家姓。鎌倉から南北朝期にかけて九州を席巻した菊池一族の威光は、今も熊本を中心に深く根付いている。
発祥: 肥後国菊池郡(熊本県菊池市) / 平安時代後期
野口
のぐち第64位「野の入口」を意味する地形姓で、各地の集落と原野の境界に居住した一族が独立に名乗った。特定氏族に限定されず、関東から九州まで広域に発祥した代表的な多発姓。
発祥: 全国各地(畿内・関東・九州など) / 平安時代末〜鎌倉時代
松尾
まつお第65位「松の生える尾根」を意味する地形姓。山城国の松尾大社にゆかりを持つ氏族のほか、各地の松尾という小地名から独立に名乗った一族が多く、西日本を中心に広く分布する。
発祥: 山城国葛野郡松尾(京都市西京区)ほか全国各地 / 平安時代
千葉
ちば第66位桓武平氏良文流の千葉氏を祖とする関東の名門武家姓。源頼朝挙兵に最も早く呼応した千葉常胤の功績により鎌倉幕府の重鎮となり、東北・九州にも一族が広がった。
発祥: 下総国千葉郡千葉郷(千葉県千葉市) / 平安時代後期
吉川
よしかわ第67位「吉き川(縁起の良い川)」を意味する地形姓。駿河を本貫とする藤原南家流吉川氏が安芸に下向して毛利両川の一翼を担い、岩国藩主家として近世大名にまで発展した。
発祥: 駿河国入江庄吉川(静岡県) / 平安時代末〜鎌倉時代
中野
なかの第68位「中央の野原」を意味する地形姓。集落の中央に広がる野や、複数の野の中ほどに住んだ一族が各地で独立に名乗った代表的な多発姓で、特定の本貫を持たず全国に分布する。
発祥: 全国各地(畿内・関東・九州など) / 平安時代〜鎌倉時代
岩田
いわた第69位「岩のある田」「岩盤の田」を意味する地形姓。山がちな地で岩の多い田を耕した一族が各地で独立に名乗った典型的な地形姓で、近畿・東海から全国に広がっている。
発祥: 全国各地(紀伊・遠江・近江ほか) / 平安時代〜鎌倉時代
内田
うちだ第70位「内側の田」「奥まった田」を意味する地形姓。山あいの内陸部に開かれた田を表し、三河内田氏など武家としての発祥のほか、全国の同地名から独立に多数発祥した代表的多発姓。
発祥: 三河国額田郡内田(愛知県)ほか全国 / 平安時代〜鎌倉時代
高山
たかやま第71位「高い山」を意味する地形姓。飛騨高山に代表されるように山地の麓に住んだ一族が各地で独立に名乗った代表的多発姓で、武蔵高山党の流れも知られる。
発祥: 飛騨国大野郡高山(岐阜県高山市)ほか全国 / 平安時代〜鎌倉時代
堀
ほり第72位「堀」「掘割」を意味する地形姓。城館や水路の堀の周辺に住んだ一族が名乗り、信濃から越後に展開した武家堀氏が織豊期に大名化したことで知られる。
発祥: 信濃国・越後国ほか全国 / 平安時代後期〜鎌倉時代
横山
よこやま第73位武蔵七党横山党の本拠地、武蔵国多摩郡横山庄を発祥とする中世武士団由来の姓。多摩丘陵が東西に横たわる地形に由来し、関東を中心に全国へ広がった。
発祥: 武蔵国多摩郡横山庄(東京都八王子市) / 平安時代後期
安藤
あんどう第74位「安積の藤原」を語源とする藤原系姓の代表格。陸奥安積郡を本拠とした藤原秀郷流安藤氏に始まり、津軽十三湊を支配した安藤(安東)水軍も同源。東海・東北を中心に全国に広がる。
発祥: 陸奥国安積郡(福島県郡山市周辺) / 平安時代〜鎌倉時代
上田
うえだ第75位「上方の田」「高所の田」を意味する地形姓。信濃国上田、播磨国上田など全国の同地名から各地で独立に発祥し、清和源氏流上田氏も含めて広く分布する西日本に厚い大姓。
発祥: 信濃国小県郡上田(長野県上田市)ほか全国 / 平安時代〜鎌倉時代
杉山
すぎやま第76位「杉の生える山」を意味する地形姓。古代から建材として尊ばれた杉の山地に住んだ一族が各地で独立に名乗った代表的な多発姓で、東海地方を中心に分布する。
発祥: 全国各地(駿河・遠江・武蔵など) / 平安時代〜鎌倉時代
小山
こやま/おやま第77位「小山(こやま/おやま)」は文字どおり小高い山・丘陵地形にちなむ地形姓で、全国各地で独立発祥した一方、武家としては藤原秀郷流の下野小山氏が著名です。
発祥: 下野国都賀郡小山(現・栃木県小山市) / 平安時代末期〜鎌倉時代
大塚
おおつか第79位「大塚(おおつか)」は古墳や大きな塚(盛り土・墓)のある地に由来する地形姓で、特定の本貫を持たず全国各地で独立発祥しました。
発祥: 全国各地(古墳・塚のある地) / 平安時代〜鎌倉時代
平野
ひらの第80位「平野(ひらの)」は文字どおり平らな野原に由来する地形姓で、摂津平野(大阪市平野区)発祥説のほか、全国各地で独立に発祥しました。
発祥: 摂津国住吉郡平野(現・大阪市平野区) / 平安時代〜鎌倉時代
今井
いまい第81位「今井(いまい)」は新しく掘った井戸・新井に由来する地形姓で、信濃今井氏(木曾義仲の四天王・今井兼平)や武蔵今井氏など各地で発祥しました。
発祥: 信濃国筑摩郡今井(長野県松本市) / 平安時代末期
西田
にしだ第82位「西田(にしだ)」は集落の西側にある田に由来する地形姓で、全国各地で独立発祥した代表的な田姓のひとつです。
発祥: 全国各地(西方の田) / 平安時代〜鎌倉時代
荒木
あらき第83位「荒木(あらき)」は新しく開墾した土地・荒地を意味する地形姓で、摂津荒木氏(藤原氏流)の荒木村重で広く知られています。
発祥: 摂津国川辺郡荒木(兵庫県伊丹市) / 平安時代〜戦国時代
丸山
まるやま第84位「丸山(まるやま)」は丸い形の独立した小山・古墳・椀型の丘陵に由来する地形姓で、全国各地で独立発祥しました。
発祥: 全国各地(円形・独立丘陵) / 平安時代〜室町時代
本田
ほんだ/ほんでん第85位「本田(ほんだ)」は新田に対する本来の田・本貫の田を意味する地形姓で、徳川家康の譜代家臣本多氏(本田と同系)が広く知られています。
発祥: 三河国 / 鎌倉時代〜戦国時代
飯田
いいだ第86位「飯田(いいだ)」は良質の米(飯)がとれる豊かな田に由来する地形姓で、信濃飯田(長野県飯田市)など各地で発祥しました。
発祥: 信濃国伊那郡飯田(長野県飯田市) / 平安時代〜鎌倉時代
水野
みずの第87位「水野(みずの)」は水のある野・湿地・水利に恵まれた土地に由来する地形姓で、尾張水野氏(徳川家康の母方)が広く知られています。
発祥: 尾張国知多郡小河(愛知県東浦町) / 平安時代末期〜鎌倉時代
望月
もちづき第88位「望月(もちづき)」は満月(旧暦15日の月)を意味する瑞祥地名に由来し、信濃望月氏(滋野氏流)を名門の祖とする由緒ある姓です。
発祥: 信濃国佐久郡望月(長野県佐久市望月) / 平安時代〜鎌倉時代
川口
かわぐち第89位「川口(かわぐち)」は川の合流点・河口・川の入り口に由来する地形姓で、河川の多い日本各地で独立発祥しました。
発祥: 全国各地(川の入り口・河口) / 平安時代〜鎌倉時代
永井
ながい第90位「永井(ながい)」は永く水の絶えない井戸・長く続く用水路に由来する地形姓で、三河永井氏(徳川譜代大名)として知られています。
発祥: 三河国 / 鎌倉時代〜戦国時代
武田
たけだ第91位「武田(たけだ)」は清和源氏の名門・武田氏の本貫地名に由来する氏族姓で、甲斐武田信玄を頂点とする戦国屈指の名門として知られています。
発祥: 常陸国那珂郡武田(茨城県ひたちなか市武田) / 平安時代末期
新井
あらい第92位新井(あらい)は「新しく掘った井戸」または「新しく開いた地」を意味する地形姓で、群馬県を中心とした関東に集中する全国92位の姓です。
発祥: 上野国(群馬県)・武蔵国 / 平安後期〜鎌倉時代
大島
おおしま第93位大島(おおしま)は「大きな島」を意味する地形姓で、伊豆大島・隠岐大島・周防大島など各地の島嶼を発祥とする全国93位の姓です。
発祥: 伊豆国・隠岐国・周防国など / 平安時代〜鎌倉時代
小池
こいけ第94位小池(こいけ)は「小さな池」を意味する地形姓で、長野・山梨・静岡を中心に分布する全国94位の姓です。
発祥: 信濃国・甲斐国 / 平安時代〜鎌倉時代
宮田
みやた第95位宮田(みやた)は「神社(宮)の田」を意味する地形姓で、全国の神社神領に由来する全国95位の姓です。
発祥: 全国各地 / 平安時代〜鎌倉時代
須藤
すどう第96位須藤(すどう)は藤原氏の支流で、東北・関東に広がる全国96位の姓です。「須」の地に住む藤原氏という意の合成姓と伝わります。
発祥: 陸奥国・常陸国 / 平安時代
佐野
さの第97位佐野(さの)は下野国佐野(現栃木県佐野市)を発祥とする藤原秀郷流の名族で、全国97位の姓です。
発祥: 下野国(栃木県) / 平安時代末期
黒田
くろだ第98位黒田(くろだ)は「黒い土の田」を意味する地形姓で、近江源氏佐々木氏流の播磨黒田氏(黒田官兵衛・福岡藩主家)が著名な全国98位の姓です。
発祥: 播磨国・近江国 / 平安時代〜鎌倉時代
古川
ふるかわ第99位古川(ふるかわ)は「古い川」「旧河道」を意味する地形姓で、全国各地に発祥する全国99位の姓です。
発祥: 全国各地 / 平安時代〜鎌倉時代
関口
せきぐち第100位関口(せきぐち)は「関所の入り口」を意味する地形姓で、関東を中心に分布する全国100位の姓です。
発祥: 武蔵国・上野国 / 平安時代〜鎌倉時代
秋山
あきやま第101位秋山(あきやま)は「秋の山」「紅葉する山」を意味する地形姓で、甲斐源氏秋山氏(武田家臣)が著名な全国101位の姓です。
発祥: 甲斐国(山梨県) / 平安時代末期
高野
たかの第102位高野(たかの)は「高い野」を意味する地形姓で、紀伊高野山ゆかりの説もある全国102位の姓です。
発祥: 全国各地 / 平安時代〜鎌倉時代
増田
ますだ第103位増田(ますだ)は「増した田」「益田」を意味する地形姓で、豊臣五奉行・増田長盛を輩出した全国103位の姓です。
発祥: 近江国・尾張国 / 平安時代〜鎌倉時代
大久保
おおくぼ第104位大久保(おおくぼ)は「大きな窪地」を意味する地形姓で、相模小田原藩主家・大久保氏(藤原氏流)が著名な全国104位の姓です。
発祥: 相模国・三河国 / 鎌倉時代〜室町時代
平田
ひらた第105位平田(ひらた)は「平らな田」を意味する地形姓で、全国各地に発祥する全国105位の姓です。
発祥: 全国各地 / 平安時代〜鎌倉時代
島田
しまだ第106位島田は「島の田」を意味する地形姓で、川の中州や周囲を水に囲まれた田地に由来する。駿河島田(現在の静岡県島田市)が代表的な発祥地として知られ、東海道の宿場町としても繁栄した。
発祥: 駿河国(静岡県島田市)ほか各地 / 平安時代後期〜鎌倉時代
川崎
かわさき第107位川崎は「川の崎(岬・突端)」を意味する地形姓で、河川が屈曲する突端部や河口の岬状地形に由来する。武蔵国川崎(現在の神奈川県川崎市)が代表的だが、全国各地に同地名がある。
発祥: 武蔵国川崎(神奈川県川崎市)ほか各地 / 平安時代〜鎌倉時代
土屋
つちや第108位土屋は「土の家」を意味し、相模国大住郡土屋郷(現在の神奈川県平塚市土屋)を発祥地とする桓武平氏中村党の流れをくむ氏族が代表的である。
発祥: 相模国土屋郷(神奈川県平塚市土屋) / 平安時代末期
森田
もりた第109位森田は「森の田」を意味する地形姓で、神社の鎮守の森や山林に隣接する田地に由来する。全国各地に分布し、特定の発祥地に絞ることは難しい。
発祥: 全国各地 / 平安時代〜鎌倉時代
関
せき第110位関は古代の三関(鈴鹿関・不破関・愛発関)に代表される関所に由来する地形姓で、伊勢関氏(平氏流関盛信)が著名である。
発祥: 伊勢国鈴鹿郡関(三重県亀山市関町)ほか / 平安時代後期〜鎌倉時代
柴田
しばた第111位柴田は「柴(雑木・低木)が生い茂る田」を意味する地形姓で、織田信長の重臣・柴田勝家を輩出した尾張柴田氏が著名である。
発祥: 尾張国愛知郡柴田(愛知県名古屋市)ほか / 平安時代〜鎌倉時代
酒井
さかい第112位酒井は三河国碧海郡酒井郷(現在の愛知県豊田市)を発祥とする徳川譜代大名筆頭の名家で、姫路藩主・庄内藩主などを輩出した。
発祥: 三河国碧海郡酒井(愛知県豊田市) / 鎌倉時代〜南北朝時代
工藤
くどう第113位工藤は「木工頭の藤原」の意で、藤原南家の流れをくみ木工頭を世襲した一族が「工藤」を名乗ったことに由来する。曾我兄弟仇討ちの相手・工藤祐経で知られる。
発祥: 伊豆国(静岡県伊豆地方)、陸奥国 / 平安時代中期〜後期
横田
よこた第114位横田は「横方向に長く伸びた田」を意味する地形姓で、全国各地に分布する。常陸横田氏(佐竹氏一族)など複数の系統がある。
発祥: 全国各地 / 平安時代〜鎌倉時代
宮本
みやもと第115位宮本は「宮(神社)の本(ふもと・付近)」を意味する地形姓で、神社の鳥居元・社地周辺に住んだ者の名字。剣豪・宮本武蔵で広く知られる。
発祥: 全国各地 / 平安時代〜鎌倉時代
大西
おおにし第116位大西は「大きな西方の地」を意味する地形姓で、阿波三好氏一族の大西氏(阿波大西城主)が著名である。西日本に分布が濃い。
発祥: 阿波国美馬郡大西(徳島県三好市)ほか / 鎌倉時代〜南北朝時代
浅野
あさの第117位浅野は「浅い野(草原)」を意味する地形姓で、尾張浅野氏(広島藩主)が著名。忠臣蔵で知られる赤穂藩主・浅野内匠頭長矩を輩出した。
発祥: 尾張国春日井郡浅野(愛知県一宮市浅野) / 鎌倉時代〜南北朝時代
川村
かわむら第118位川村は「川のほとりにある村」を意味する地形姓で、河川の近くに集落を形成した者の名字。全国各地で独立発祥した普遍的姓である。
発祥: 全国各地 / 平安時代〜鎌倉時代
星野
ほしの第119位星野は「星の野」を意味する地形姓で、星祭祀や星の伝承に関わる野・原に由来する。上野星野氏や筑後星野氏など各地に系統がある。
発祥: 上野国(群馬県)、筑後国(福岡県)ほか / 平安時代後期〜鎌倉時代
矢野
やの第120位矢野(やの)は、矢のように細長く伸びた野原という地形に由来する姓で、全国各地で独立発祥した代表的な地形姓です。阿波矢野氏など武家としても知られます。
発祥: 阿波国(徳島県)、安芸国、全国各地 / 平安時代後期から鎌倉時代
川島
かわしま第121位川島(かわしま)は、川の中の島や川に挟まれた中州状の地形に由来する地形姓で、全国各地で独立発祥した代表的な地名姓です。
発祥: 全国各地 / 平安時代から鎌倉時代
広瀬
ひろせ第122位広瀬(ひろせ)は、広く流れる川の瀬に由来する地形姓で、備後広瀬氏など全国各地で発祥した代表的な地名姓です。
発祥: 備後国(広島県)、大和国、全国各地 / 平安時代から鎌倉時代
岩崎
いわさき第123位岩崎(いわさき)は、岩の突き出た岬や尾根に由来する地形姓で、三菱財閥創始者・岩崎弥太郎を輩出した土佐岩崎氏など全国各地で発祥しました。
発祥: 土佐国(高知県)、全国各地 / 平安時代から鎌倉時代
早川
はやかわ第124位早川(はやかわ)は、流れの速い川に由来する地形姓で、相模早川(足柄)など全国各地で発祥した代表的な地名姓です。
発祥: 相模国(神奈川県)、全国各地 / 平安時代から鎌倉時代
奥村
おくむら第125位奥村(おくむら)は、谷の奥や山奥にある村に由来する地形姓で、全国各地で独立発祥した代表的な地名姓です。
発祥: 全国各地 / 平安時代から鎌倉時代
市川
いちかわ第126位市川(いちかわ)は、市の立つ川辺に由来する地形姓で、下総市川など全国各地で発祥しました。歌舞伎の市川宗家でも知られる名跡です。
発祥: 下総国(千葉県)、甲斐国、全国各地 / 平安時代から鎌倉時代
小島
こじま第127位小島(こじま)は、小さな島や川の中州に由来する地形姓で、全国各地で独立発祥した代表的な地名姓です。
発祥: 全国各地 / 平安時代から鎌倉時代
中田
なかた第128位中田(なかた/なかだ)は、田の中央や中ほどに位置する田に由来する地形姓で、全国各地で独立発祥した代表的な地名姓です。
発祥: 全国各地 / 平安時代から鎌倉時代
野村
のむら第129位野村(のむら)は、野の中の村に由来する地形姓で、能楽野村家や野村証券創業野村徳七を輩出した、全国各地で発祥した代表的な地名姓です。
発祥: 全国各地 / 平安時代から鎌倉時代
成田
なりた第130位成田(なりた)は、武蔵七党横山党の流れを汲む武蔵国埼玉郡成田(埼玉県熊谷市)発祥の名族で、下総成田由来の別系統も知られる関東を代表する苗字です。
発祥: 武蔵国(埼玉県熊谷市)、下総国(千葉県) / 平安時代後期
福島
ふくしま第131位福島(ふくしま)は、福(さち)ある島という地形・佳名に由来する姓で、陸奥福島(福島県福島市)発祥のほか、尾張福島氏(福島正則)など全国各地で発祥しました。
発祥: 陸奥国(福島県福島市)、尾張国 / 平安時代から鎌倉時代
渡部
わたなべ第132位渡部(わたなべ/わたべ)は、渡辺氏の異字体・別系統で、古代の渡部(わたりべ)氏は伴造氏族(渡し守の伴部)に由来する氏族姓です。
発祥: 摂津国渡辺(大阪市)、全国各地 / 古代から平安時代
森
もり第133位森(もり)は、神社の鎮守の森や深い森林に由来する地形姓で、織田信長に仕えた森蘭丸・森長可を輩出した清和源氏美濃森氏が有名です。
発祥: 美濃国(岐阜県)、全国各地 / 平安時代から鎌倉時代
白石
しらいし第134位白石(しらいし)は、白い石が露出した土地や白石川流域に由来する地形姓で、陸奥白石と肥前白石を中心に各地で発祥した。江戸中期の儒学者・政治家である新井白石を輩出したことでも知られる。
発祥: 陸奥国白石(現宮城県白石市)、肥前国白石(現佐賀県白石町) / 平安時代末期から鎌倉時代
菅原
すがわら第135位菅原(すがわら)は、土師氏(はじし)の支流が大和国菅原邑(現奈良市菅原町)に住んだことに由来する古代氏族姓である。平安時代の学者・菅原道真を輩出し、後に天神信仰の祖として全国の天満宮で祀られた。
発祥: 大和国添下郡菅原(現奈良市菅原町) / 奈良時代(8世紀)
石田
いしだ第136位石田(いしだ)は、石の多い田、または石組みの田を意味する地形姓で、近江・三河・甲斐・武蔵など各地で発祥した。豊臣政権の五奉行・石田三成を輩出した近江石田氏が最も著名である。
発祥: 近江国坂田郡石田村(現滋賀県長浜市石田町)ほか各地 / 平安時代末期から鎌倉時代
服部
はっとり第137位服部(はっとり)は、古代の機織り集団「機織部(はとりべ)」に由来する職業氏族姓で、秦氏など渡来系氏族とも関わる。中世には伊賀服部氏が忍術の名門として知られ、徳川家康に仕えた服部半蔵正成を輩出した。
発祥: 伊賀国阿拝郡服部郷(現三重県伊賀市)ほか / 古墳時代から飛鳥時代
樋口
ひぐち第138位樋口(ひぐち)は、樋(とい・用水路)の取り入れ口、または用水を分配する場所を意味する地形姓で、信濃をはじめ全国各地で発祥した。木曽義仲四天王の一人・樋口兼光を輩出した信濃樋口氏が著名である。
発祥: 信濃国・全国各地 / 平安時代末期から鎌倉時代
内藤
ないとう第139位内藤(ないとう)は、藤原氏の支流が「内裏に仕える藤原」または「内大臣家に仕える藤原」を称したことに由来する藤原系姓である。徳川譜代として高遠藩・延岡藩・湯長谷藩などの大名家を輩出した。
発祥: 山城・三河・丹波など / 平安時代後期から鎌倉時代
田口
たぐち第140位田口(たぐち)は、田の入口、または水田地帯への出入口を意味する地形姓で、全国各地で広く発祥した。古代氏族「田口臣」に由来する系統もあり、源平合戦期には阿波田口氏が活躍した。
発祥: 全国各地 / 平安時代末期から鎌倉時代
松浦
まつうら第141位松浦(まつうら/まつら)は、肥前国松浦郡を本拠とした嵯峨源氏渡辺氏流の松浦党に由来する氏族姓である。中世には松浦水軍として玄界灘・対馬海峡で活動し、近世には平戸藩主家を輩出した。
発祥: 肥前国松浦郡(現長崎県松浦市・佐世保市・平戸市・佐賀県唐津市一帯) / 平安時代中期
安達
あだち第142位安達(あだち)は、陸奥国安達郡を本貫とする藤原北家魚名流の武家氏族姓である。鎌倉幕府草創期に源頼朝の側近として活躍した安達盛長を祖とし、北条氏の外戚として鎌倉幕府の有力御家人となった。
発祥: 陸奥国安達郡(現福島県二本松市周辺) / 平安時代末期から鎌倉時代
大谷
おおたに第143位大谷(おおたに/おおや)は、大きな谷間の地形に由来する地形姓で、全国各地で広く発祥した。越前大谷氏から豊臣家家臣・大谷吉継を、また京都東山の大谷廟堂は浄土真宗大谷派の発祥地として知られる。
発祥: 全国各地(越前、近江、京都ほか) / 平安時代末期から鎌倉時代
尾崎
おざき第144位尾崎(おざき)は、尾根の先端(崎)または山の尾の突き出た岬状の地形を意味する地形姓で、全国各地で広く発祥した。明治の政治家・尾崎行雄(憲政の神様)を輩出している。
発祥: 全国各地 / 鎌倉時代から室町時代
原口
はらぐち第145位原口(はらぐち)は、原(野原・平地)の入口、または開けた原野の端を意味する地形姓で、九州地方を中心に各地で発祥した。佐賀・福岡・熊本など九州北部に特に多く分布する。
発祥: 九州地方を中心とする全国各地 / 鎌倉時代から室町時代
馬場
ばば第146位馬場(ばば)は、馬を飼育・調練する場所「馬場(ばば)」に由来する地形姓・屋号姓で、武家の本拠地に多く設けられたため、全国各地で武士が名乗った。甲斐武田氏家臣・馬場信春(馬場美濃守)が著名である。
発祥: 全国各地 / 平安時代末期から鎌倉時代
浜田
はまだ第147位浜田(はまだ)は、浜辺に開かれた田、または海辺に近い水田地帯を意味する地形姓で、石見浜田をはじめ全国の海岸地帯で発祥した。江戸時代には石見浜田藩の城下町が栄え、藩名・地名としても広く知られる。
発祥: 石見国浜田(現島根県浜田市)ほか全国各地 / 平安時代末期から鎌倉時代
永田
ながた第148位永田は「永(なが)い田」を意味する典型的な地形姓で、細長く伸びた田地を持つ家が地名・姓として名乗ったものである。全国各地に同名地があり、複数系統が併存する。
発祥: 全国各地(近江・武蔵・陸奥など) / 平安時代後期〜鎌倉時代
小松
こまつ第149位小松は「小さな松」「松の生える地」を意味する地形姓で、加賀小松(石川県小松市)をはじめ全国に同名地が点在する。平氏一門「小松殿」(平重盛)の名でも知られる。
発祥: 加賀国小松(石川県小松市)ほか全国 / 平安時代後期
西川
にしかわ第150位西川は「西方を流れる川」を意味する典型的な地形姓で、村の西側を流れる川の畔に住む家が名乗った。近江・大和を中心に全国に分布する。
発祥: 全国各地(近江・近畿に多い) / 平安時代後期〜鎌倉時代
大森
おおもり第151位大森は「大きな森」を意味する地形姓で、鎮守の森や大樹の繁る地に由来する。伊豆・相模の大森氏は小田原城を築いた一族として有名。
発祥: 全国各地(相模・伊豆・武蔵に多い) / 平安時代後期〜鎌倉時代
鎌田
かまた第152位鎌田は「鎌の形をした田」または「鎌で開いた田」に由来する地形姓で、藤原秀郷流の鎌田氏は源義朝の腹心として歴史に名を残した。
発祥: 相模・陸奥・薩摩 / 平安時代後期
稲垣
いながき第153位稲垣は「稲を干すための垣根」「稲を囲む垣」に由来する地形・職業姓で、三河稲垣氏は徳川譜代大名として鳥羽藩主などを務めた。
発祥: 三河国(愛知県東部) / 鎌倉時代〜室町時代
桜井
さくらい第154位桜井は「桜の咲く井戸(泉)」を意味する地形姓で、大和桜井(奈良県桜井市)が著名。古代から歌枕にも詠まれた美称地名でもある。
発祥: 大和国(奈良県桜井市)ほか全国 / 平安時代後期〜鎌倉時代
大石
おおいし第155位大石は「大きな石・巨岩」のある地に由来する地形姓で、赤穂浪士の首領・大石内蔵助良雄を輩出した近江大石氏(藤原秀郷流)が著名である。
発祥: 近江国・全国 / 平安時代後期
栗原
くりはら第156位栗原は「栗の木の生える野原」を意味する地形姓で、陸奥栗原(宮城県栗原市)が著名。関東・東北を中心に分布する。
発祥: 陸奥国栗原(宮城県栗原市)ほか / 平安時代後期〜鎌倉時代
日高
ひだか第157位日高は「日の高く射す地」「高所で日当たりの良い地」を意味する地形姓で、九州(特に宮崎・鹿児島)に集中する代表的な南九州の姓である。
発祥: 九州(宮崎・鹿児島) / 平安時代後期〜鎌倉時代
松岡
まつおか第158位松岡は「松の生える岡(丘)」を意味する地形姓で、越前松岡藩(福井県永平寺町松岡)など各地に同名地がある。
発祥: 全国各地(越前・大和・安芸など) / 平安時代後期〜鎌倉時代
松下
まつした第159位松下は「松の木の下」を意味する地形姓で、パナソニック(旧松下電器産業)創業者・松下幸之助を輩出した代表的な姓である。
発祥: 遠江・三河・全国 / 平安時代後期〜鎌倉時代
福井
ふくい第160位福井は「福をもたらす井(泉・集落)」を意味する瑞祥地形姓で、越前福井(福井県福井市)が著名。徳川譜代の福井氏なども伝わる。
発祥: 越前国(福井県)ほか / 平安時代後期〜鎌倉時代
木下
きのした第161位木下は「大樹の下」を意味する地形・屋号姓で、豊臣秀吉の旧姓「木下藤吉郎」で広く知られる。秀吉の正室ねねの実家杉原氏も後に木下を称した。
発祥: 全国各地(尾張・備中など) / 平安時代後期〜戦国時代
杉本
すぎもと第162位杉本(すぎもと)は、杉の木の根元(本)に居を構えた人々が名乗った地形姓で、全国各地に発祥地を持ちます。神社の境内や山道の入口に立つ大杉のたもとに屋敷があったことに由来する例が多く、紀伊・近江・丹波・信濃などの山間部に古くからの分布が見られます。
発祥: 全国各地(近畿・中部に多い) / 平安時代末期〜鎌倉時代
野田
のだ第163位野田(のだ)は、野原に開かれた田を意味する地形姓で、全国に多数の発祥地を持ちます。代表例として下総国葛飾郡野田(現・千葉県野田市)があり、後の醤油醸造の地としても知られます。九州や中国地方にも野田氏が広く分布します。
発祥: 下総国(千葉県野田市)ほか全国各地 / 平安時代〜鎌倉時代
神谷
かみや第164位神谷(かみや/かみたに)は、神社の鎮座する谷あいに居住した家系が名乗った地形姓で、東海・中部・関東に分布が厚い苗字です。読みは地域により「かみや」「かみたに」「こうや」と分かれ、社家系統の伝承を持つ家も少なくありません。
発祥: 全国各地(東海・中部・関東) / 平安時代〜鎌倉時代
今村
いまむら第165位今村(いまむら)は、新しく開発・分村された集落を意味する「今村(新村)」を地名とする地形姓で、全国に多数の発祥地を持ちます。中世の開発領主・地侍が名乗った例が多く、特に九州や中国地方に分布が厚い苗字です。
発祥: 全国各地(西日本・九州に多い) / 平安時代末期〜鎌倉時代
星
ほし第166位星(ほし)は、稀少な一文字姓で、福島県会津地方を中心とした陸奥国に集中分布する苗字です。星信仰(妙見信仰)に由来するという説、地形・地名に由来するという説などがあり、特に南東北では地域を代表する苗字の一つとなっています。
発祥: 陸奥国(福島県会津・南東北) / 平安時代〜鎌倉時代
谷口
たにぐち第167位谷口(たにぐち)は、谷の入口に居を構えた家が名乗った地形姓で、全国各地に発祥地があります。山がちな地形を持つ西日本・北陸に分布が厚く、特に和歌山・石川・大阪などで多くみられる苗字です。
発祥: 全国各地(西日本・北陸に多い) / 平安時代〜鎌倉時代
富田
とみた第168位富田(とみた/とんだ)は、よく実る豊かな田、または「富田」と呼ばれた荘園・郷を発祥とする地形姓で、伊勢国富田(三重県四日市市)の富田氏が代表的です。読みは地域により「とみた」「とんだ」「とみだ」と分かれ、全国に分布する苗字です。
発祥: 伊勢国(三重県)ほか全国各地 / 平安時代〜鎌倉時代
沢田
さわだ第169位沢田(さわだ)は、沢(小さな谷川や湿地)のほとりに開かれた田を意味する地形姓で、全国に発祥地を持ちます。山地の多い東日本・北陸地方に分布が厚く、各地で独立発祥した一族が含まれる苗字です。
発祥: 全国各地(東日本・北陸に多い) / 平安時代〜鎌倉時代
八木
やぎ第170位八木(やぎ)は、八本の木、あるいは「八木」と呼ばれた地名を発祥とする地形姓で、近江国八木(滋賀県)、但馬国八木(兵庫県養父市)など複数の発祥地を持ちます。中世には但馬八木氏が国人領主として知られました。
発祥: 近江国・但馬国ほか全国各地 / 平安時代〜鎌倉時代
田辺
たなべ第171位田辺(たなべ)は、田のほとり(辺)を意味する地形姓で、紀伊田辺(和歌山県田辺市)、山城田辺(京都府)などの古い地名から発祥した苗字です。古代の田辺史(たなべのふひと)など氏族姓としての歴史も持ち、由緒ある名字の一つです。
発祥: 紀伊国(和歌山県田辺市)ほか全国各地 / 古代〜平安時代
奥田
おくだ第172位奥田(おくだ)は、集落の奥に位置する田を意味する地形姓で、全国各地に発祥地があります。山あいの集落の奥に開かれた田の家を指し、近畿・中国地方を中心に分布が厚い苗字です。
発祥: 全国各地(近畿・中国地方に多い) / 平安時代〜鎌倉時代
岸本
きしもと第173位岸本(きしもと)は、岸(崖や水辺の縁)の本(もと・ふもと)に居住した家系が名乗った地形姓で、河岸・海岸・断崖の麓に住んだ一族に由来します。近畿・中国・四国地方に分布が厚い苗字です。
発祥: 全国各地(近畿・中国地方に多い) / 平安時代〜鎌倉時代
相馬
そうま第174位相馬(そうま)は、桓武平氏千葉氏の支流相馬氏を起源とする氏族姓で、下総国相馬郡(現・千葉県北西部〜茨城県南部)を発祥とします。鎌倉期に陸奥国行方郡(福島県南相馬市・相馬市)へ移り、近世には相馬中村藩の藩主家として続きました。
発祥: 下総国相馬郡(千葉県北西部・茨城県南部)→陸奥国(福島県浜通り) / 平安時代末期〜鎌倉時代
松村
まつむら第175位松村(まつむら)は、松の生い茂る村に由来する地形姓で、全国に発祥地があります。松はめでたい木として古くから人里に植えられ、目印・神木とされた集落が「松村」と呼ばれました。九州・近畿・中国地方を中心に分布する苗字です。
発祥: 全国各地(西日本に多い) / 平安時代〜鎌倉時代
東
あずま/ひがし第176位東(あずま/ひがし)は、集落の東方に位置する地を指す方位地名に由来する地形姓で、桓武平氏千葉氏の支流である下総東氏が著名な氏族姓としての系統を担う。
発祥: 下総国東荘(千葉県東部) / 平安時代末期〜鎌倉時代
小田
おだ第177位小田(おだ)は「小さな田」を意味する地形姓で、常陸国小田を本拠とした八田知家流の小田氏が中世武家として名高い。
発祥: 常陸国筑波郡小田(茨城県つくば市小田) / 鎌倉時代
小西
こにし第178位小西(こにし)は「小さな西方の集落」を意味する地形姓で、戦国期の堺商人にして肥後宇土城主となった小西行長が最も著名である。
発祥: 摂津国・近畿地方 / 室町〜戦国時代
森本
もりもと第179位森本(もりもと)は「森のたもと(根元)」を意味する地形姓で、村の鎮守の森や山林の麓に居住した家が名乗ったとされ、全国に広く分布する。
発祥: 全国各地 / 鎌倉〜室町時代
黒川
くろかわ第180位黒川(くろかわ)は「黒く濁った川」「鉱物を含み黒ずんだ川」など黒色を呈する川に由来する地形姓で、全国に分布し中世武家にも複数系統がある。
発祥: 全国各地 / 平安〜鎌倉時代
菅野
かんの/すがの第181位菅野(かんの/すがの)は「菅(すげ)の生い茂る野原」を意味する地形姓で、特に東北地方に多く、福島・宮城など東北圏で読みは「かんの」が優勢である。
発祥: 東北地方を中心とする全国各地 / 平安〜鎌倉時代
荻原
おぎわら/おぎはら第182位荻原(おぎわら)は「荻(オギ)の生い茂る原野」を意味する地形姓で、河原や湿地に荻が群生する土地に由来し、信濃・上野・甲斐など東国に多い。
発祥: 信濃国・上野国など全国各地 / 平安〜鎌倉時代
本間
ほんま第183位本間(ほんま)は「家屋の本(中心)」あるいは「本(もと)の家」を意味する地形姓で、相模を発祥とし佐渡本間氏や出羽酒田の豪商本間家が著名である。
発祥: 相模国・佐渡国・出羽国 / 鎌倉時代
寺田
てらだ第184位寺田(てらだ)は「寺院の所有する田」「寺の傍らの田」を意味する地形姓で、寺領の管理者や寺の門前に住んだ家が名乗った全国分布の苗字である。
発祥: 全国各地 / 平安〜鎌倉時代
塚本
つかもと第185位塚本(つかもと)は「塚(古墳・盛り土)のたもと」を意味する地形姓で、古墳や塚の近くに住んだ家が名乗ったとされ、近畿・中国地方を中心に全国に分布する。
発祥: 全国各地 / 鎌倉〜室町時代
金井
かない第186位金井(かない)は「金属を産する井戸」「鉄分を含む湧水」を意味する地形姓で、古代の製鉄遺跡や鉱泉に近い土地に由来し、関東・甲信越に多い。
発祥: 上野国・武蔵国など東日本 / 鎌倉〜室町時代
松原
まつばら第187位松原(まつばら)は「松の生い茂る原野」を意味する地形姓で、海岸の松林や内陸の松林の近くに住んだ家が名乗った全国分布の苗字である。
発祥: 全国各地 / 平安〜鎌倉時代
浅井
あさい/あざい第188位浅井(あさい/あざい)は「浅い井戸」を意味する地形姓で、近江国浅井郡を本拠とした戦国大名浅井長政の浅井氏が最も著名な氏族姓系統である。
発祥: 近江国坂田郡浅井(滋賀県長浜市) / 平安〜鎌倉時代
神田
かんだ/こうだ第189位神田(かんだ)は「神社に奉納される神聖な田」を意味する地形姓で、古代の神領(神田)を耕作した家が苗字とし、東京神田など全国に同名地名が多い。
発祥: 全国各地 / 古代〜鎌倉時代
平山
ひらやま第190位平山(ひらやま)は「平らな山」を意味する地形姓で、全国各地の平らで穏やかな山地を起源とします。武蔵国多摩郡平山郷を本拠とした武蔵七党西党の平山氏が著名で、源平合戦で活躍した平山季重を輩出しました。
発祥: 武蔵国(東京都・埼玉県)多摩郡平山郷 / 平安時代末期
森山
もりやま第191位森山(もりやま)は「森に囲まれた山」「森のある山」を意味する地形姓で、全国各地で独立発生しました。近江守山、肥前森山、信濃森山などが知られ、九州・西日本に多く分布します。
発祥: 近江国(滋賀県)守山ほか全国各地 / 平安〜鎌倉時代
藤本
ふじもと第192位藤本(ふじもと)は藤原氏の流れを汲み「藤原の本流」を称した名字、または藤蔓の元(根元)を意味する地形姓として全国に広がりました。近畿・中国・四国に特に多く分布します。
発祥: 全国(特に近畿・中国地方) / 平安〜鎌倉時代
山下
やました第193位山下(やました)は「山の下」「山麓に住む者」を意味する地形姓で、全国各地で独立発生しました。近畿・九州(特に鹿児島・宮崎)に集積し、村落の山際に住んだ家が広く名乗ったと考えられます。
発祥: 全国(特に近畿・九州) / 平安〜鎌倉時代
片山
かたやま第194位片山(かたやま)は「一方が山となっている地形」「片側だけ山に接する土地」を意味する地形姓で、全国各地で独立発生しました。中国地方(岡山・広島)や近畿に多く分布します。
発祥: 全国(特に中国・近畿地方) / 平安〜鎌倉時代
北村
きたむら第195位北村(きたむら)は「北方の村」「集落の北側」を意味する地形姓・方位姓で、全国各地で独立発生しました。近畿(京都・大阪・滋賀)や北陸(石川・福井)に特に多く分布します。
発祥: 全国(特に近畿・北陸) / 平安〜鎌倉時代
菊地
きくち第196位菊地(きくち)は肥後菊池氏(藤原系または大宰府官人系)と同源で、東北地方に移った一族が「菊地」と表記したとされます。岩手・宮城・福島など東北に圧倒的に多く分布する東日本型の氏族姓です。
発祥: 陸奥国(東北地方) / 鎌倉〜南北朝時代
冨田
とみた第197位冨田(とみた/とんだ)は「富田」の異字体で、「富む田」「豊かに実る田」を意味する地形姓です。「冨」は「富」の異体字で、戸籍登録時の表記揺れで定着したケースが多く見られます。
発祥: 全国(特に中部・近畿) / 平安〜鎌倉時代
坂田
さかた第198位坂田(さかた)は「坂のある田」「坂沿いの田地」を意味する地形姓で、近江国坂田郡(現滋賀県米原市周辺)を発祥の一つとします。古代豪族の坂田氏に始まり、全国に同地名・同姓が広がりました。
発祥: 近江国坂田郡(滋賀県)ほか全国 / 古代〜平安時代
長田
ながた/おさだ第199位長田(ながた/おさだ)は「長く伸びた田」を意味する地形姓で、読みは「ながた」「おさだ」の二系統があります。尾張長田(おさだ)氏は源義朝を討ったことで知られ、平安末期の歴史に名を残します。
発祥: 尾張国(愛知県)・三河国・全国 / 平安〜鎌倉時代
大坪
おおつぼ第200位大坪(おおつぼ)は「大きな区画(坪)」「広い宅地」を意味する地形姓・条里姓で、全国各地で独立発生しました。条里制の坪を起源とし、九州(熊本・宮崎)や中部地方に多く分布します。
発祥: 全国(特に九州・中部) / 鎌倉〜室町時代
吉岡
よしおか第201位吉岡(よしおか)は「縁起の良い丘(岡)」を意味する地形姓・吉兆姓で、全国各地で独立発生しました。京都の吉岡道場(剣術の名門)でも知られ、近畿・中国地方に多く分布します。
発祥: 全国(特に近畿・中国地方) / 平安〜鎌倉時代
関根
せきね第202位関根(せきね)は「関所の根(ふもと)」「関のあるところ」を意味する地形姓で、関東地方に圧倒的に多く分布します。中世の関所や境界地に住んだ家が、関の根(基点)に住む者として名乗りました。
発祥: 関東地方(武蔵・上野・下野) / 鎌倉〜室町時代
矢島
やじま第203位矢島(やじま)は「矢のように細長い島(中州・洲)」を意味する地形姓で、出羽国矢島(現秋田県由利本荘市矢島町)を発祥の一つとします。関東・東北・中部に多く分布する東日本型の地形姓です。
発祥: 出羽国矢島(秋田県由利本荘市)ほか / 鎌倉〜室町時代
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